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ハンタの王位継承戦を解説③ ~366話(7/31掲載分)までの本編解説

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この記事はジャンプ本誌連載のHUNTERXHUNTER 366話『其々』(2017年 7月31日 現在)までの情報を元に作成されています。

コミックス34巻までの内容はもちろんのこと、コミックス未掲載分の最新話の情報も取り扱っているのでネタバレ注意。

 

前回

ハンタの王位継承戦を解説② ~王位継承にまつわる設定 - はなくそモグモグ

ハンタの王位継承戦を解説① ~継承戦が始まるまでの成り行き - はなくそモグモグ

HUNTER×HUNTERを楽しむためのあれこれ - はなくそモグモグ

 

①はこの後の暗黒大陸編に関する知識、継承戦に関わる外部の情報で。

②は王位継承戦のルールや設定に関する知識で、展開予想に使える。

そして今から書く③は実際に漫画で行われていた駆け引きの意味を解説していく

 

「漫画読んでても理解不能」って方は、ぜひこの記事を読んでいただきたいのですが。

まぁ今回の記事から読んでも概要は理解できるでしょうが、できれば②、余裕があれば①も読めばさらに理解が深まるでしょう。

 

ただ、今回の記事は実際に話を追いながら解説していくので

 

手元にコミックスがある方は読みながら解説記事を見ていただければ、より理解が深まるのではないかと思います

 

 

 

No.348「覚悟」(33巻収録)

話は33巻まで遡るわけですが

 

ツェリードニヒ(4)「よぉビッグ・ブラザー」

ベンジャミン1「喜べいいニュースだ 親父が認めた

ツェリードニヒ(4)「マジかい?」

 

・「生き残った者ただ一名」が王になる権利を得る。(No.348)

 

とここで継承戦の存在が明らかになります。

ツェリードニヒ(4)「全員心置きなく一掃できる」

ベンジャミン(1)「お前は俺が骨という骨を全部砕いて処分する」

 

これは前回の記事でも言ったことですが「生き残ったただ一名」ですから、キル数は関係なく、かつ殺す以外でも脱落させる方法はあります。

 

そして、ツェリードニヒ(4)は既に動いていて

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コミックス33巻:No.348「覚悟」

自分の兵士を準会員に合格させている

 

 

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前回の記事(ロケーションの項)で語ったとおり

ハンター正会員はパリストン(ビヨンド)の内通者がいるため3層以下に配属され

クラピカの鎖をすり抜けた準会員は1層に居住区が設置されている。

2,3層間には2層からしか開けることのできない分厚い壁で、その周りには戒厳令に準ずるレベルでの警備が施されているため

 

「ビヨンドの内通者の疑いがある者(正会員)」は下に押し込められて

「思想をろ過したクリーンな準会員」は暗黒大陸渡航に必要な人材として手厚く迎えられている。

 

そこで、王子の護衛にハンター試験を受けさせる目的は「準会員にさせる」ためではなく「思想をチェック」するという意味合いが強いだろう。

協会側の目的としては、ブラックホエール号に乗る者からできるだけ多くの「味方」をはっきりさせて、パリストン派の人間を「1層のビヨンド拘束室」に近づけない狙いがある

そのため、王子の護衛に対しても思想のチェックを行うことで安全性をより高めるという方法をとったのだろう。

 

そして王子側にも「従者を15人までしか帯同させられない」という決まりがあるため、「僕の護衛じゃなくて準会員として船に乗ってるんですよ」という口実でハンター試験を利用したのだろう。

 

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コミックス33巻:No.348「覚悟」

ハンターでは強さの指標の中に「信頼性」というのがあるようで、このキャラは強いけど「信頼できるのか」という点での駆け引きに注目するといいでしょう。

 

協会側のメリット→「鎖」でパリストン派かどうか王子の護衛をチェックできる。

 

王子のメリット→自分の居住区周辺のエリアに「準会員」として、自分の息がかかった人間を配置できる。

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この時点で既に継承戦への動きが始まっていると。

 

ちなみに、

ベンジャミン(1)、タイソン(6)は私設兵を準会員にしていない。

 

ルズールス(7)も兵士が全落ちして揉めていた

(後にルズールスの護衛には正会員ではない念能力持ちが出てくるので、後々準会員にしてもらったか、外部で募った護衛にハンターでない念能力者がいたことになる。)

 

 そのため、私設兵全員が念能力を持っているベンジャミン(1)の兵が、準会員居住区にいないということになる。

(王子を殺すのに15人の従者だけで十分だというところが彼の傲慢な部分か)

 

 

No.349「蠱毒(33巻収録)

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コミックス33巻:No.349「蠱毒

 

そこで協会側に不利な情報が入ってくる

王子が「ハンターを優先して護衛を外部から募る」というものです。

 

これをすることで「正会員のハンター」つまり「パリストン派」が

2,3層間の壁を超えて1層に侵入してくると

つまり「王子の護衛として来ましたよ」という建前で「ビヨンドの脱出を助けに来た正会員」がビヨンド拘束室がある1層に侵入してくると。

 

これでパリストン派に都合のいい状況になったのですが、これは偶然ではなく

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コミックス34巻:No.359「出航」

渡航の発表直後にはカキンと接触していて」「エントリーは形式上のもの」

ということが明らかになっていて

このことから、この護衛を募るというイベントはパリストン派が潜入するいわば建前と言うことになります。

 

つまり、

 

ハンター協会  パリストン派かどうか王子の護衛をチェックしたい

王子      準会員居住区に自分の兵を送り込みたい

 

という関係が成り立っていたところに

 

パリストン派  私設兵を持たない下位王子を説得して「護衛のため」という名目で1層に侵入する

 

という、水面下で駆け引きが行われているわけですね。

そこにクラピカが乗っかる形で

 

クラピカ    「護衛という名目」でツェリードニヒに近づきたい

 

となるわけですね。

 

 

No.350「王子」(33巻収録)

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コミックス33巻:No.350「王子」

 

クラピカは、ツェリードニヒに近づきたいが

彼は私設兵を持っているので護衛を募集するとは思えない

しかし、圧倒的に情報が不足しているから僕らの知らない王子の複雑な事情がある可能性があるかもしれない、だから思考停止はできないという中で。

ハルケンブルグらしき依頼人を見つけ

面接に向かうが

 

そこにいたのは第八王妃オイトとその娘「第十四王子ワブル」

他の王子を狙うために来る邪な人間を求めて「暗殺しに来るやつが多いハルケンブルグ」になりすまして護衛を募集していたのだ。

 

オイト王妃は八人の正妻のうち最も下で、ワブルの序列も一番下

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第八王妃が護衛を持つことは認められておらず、上位王妃7人分の監視つき

そして、そのシステムすら説明されておらず

最も下位の王妃、王子であるため上の王子や王妃に自ら接触することはできない。

 

第四王子(ツェリードニヒ)に接触できるコネを求めて護衛を依頼したが、その中で最も遠い王子を引いてしまった。

 

王子ガチャで一番の外れである。

 

今回は王国の名前がカキンであったり、王妃による外部の護衛ガチャであったり、ハンター目線での王子ガチャ、王子による念獣ガチャと、ソシャゲを彷彿とさせる構図が多い。

 

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コミックス33巻:No.350「王子」

しかし、王妃により「王位継承戦」のことを聞かされ

クラピカは戦いを決意する

 

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コミックス33巻:No.350「王子」

なんかこのシーンから

 

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コミックス35巻(推定):No.361「辞退」

「仲間を想像する」シーンでワブルも追加してたり

 

「失われた仲間(緋の目)」か「失われつつある仲間(ワブル)」を天秤にかけて、ワブルを選択して死にそうな感じがする。

 

この時点での情報差はこれくらいですかね

 

↓名前、知識→   王位継承戦  護衛システム  念能力 
ベンジャミン 
カミーラ
チョウライ ×
ツェリードニヒ ×
他の王子 ×
他の王妃 ×
オイト × ×
パリストン派 × ×
クラピカ ×
ビスケら 

 

 ベンジャミンがいかに王子として優れているかがわかるでしょう。

 

 

クラピカの行動原理はもちろん「ワブル、オイトとともに継承戦を脱する」ことですがそれと同時に「ツェリードニヒに接触」するというのも目標になっています。

しかし、ワブルやオイトはコネがない(上位王妃王子に接触できない)ためクラピカは「向こうから誘ってくる」状況を作ろうとします。

それを抑えながら読むと理解しやすい。

 

 

No.357「残念②」(34巻収録)

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コミックス34巻:No.357「残念②」

 

この話で、幻影旅団が継承戦の舞台であるブラックホエール号に乗っていることが確定します。

それに付随してヒソカも。。。

 

ブラックホエール号の行き先は新大陸のみなので、あくまで「お宝を盗む」目的の旅団は新大陸後に暗黒大陸行きの船に乗る理由がない

クラピカも事実上「お宝を盗む」のが目的だから、ツェリから緋の目を取り返した後は暗黒大陸に行く理由がない

 

「クラピカと旅団はどうなりますか」→「全員死にます」

 

あっ・・・

 

 

 

No.358「前夜」(34巻収録)

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コミックス33巻:No.349「蠱毒

 

《開始》ブラックホエール号の出航の長声一発がなり終えた時(No.349)

《参加権》BW号に乗船し出航セレモニーに参加した国王の正室子のみ。(No.349)

 

つまり、明日のセレモニーに参加した王子が「王位継承戦の参加」を意味するわけですな。

オイト曰く王子が何歳だろうが「王の振る舞い」を求められ、それに従わない場合は・・・。

という感じで、結局拒否権が無いので全員参加するしか無いという状況。

 

ベンジャミン(1)とカミーラ(2)は「自分が王になるのだから、明日のセレモニーには参加しないだろう(=継承戦に参加せず死を選ぶだろう)」

という隠せない傲慢さが垣間見えている。

 

そして、ベンジャミン私設兵のバルサミルコ曹長が部下の兵士に支持を出しているシーンに

おそらく15人の従者(バルサミルコ除いて14人)に指示を出しているのだろう

内容は

・船の中では節度を保て

・ベンジャミンの指示によっては「急襲作戦」を敢行する。

 

 

・船の中では節度を保て

おそらくは相手による「王子殺し(計画)の立証」を回避するため、言質を取られないようにだとか、怪しまれる行動を取るな。

ということですね。

 

・ベンジャミンの指示によっては「急襲作戦」を敢行する。

この急襲作戦は、要は「不意打ち」です。

 

船の護衛として乗っているハンター(パリストン派)は「王位継承戦を知らない」ため、念の警戒レベルが低い

例えるならば念の警戒レベルが高い状態っていうのは、拳銃を常に構えながら歩くという認識何だと思います。

パリストン派に取っては王立軍や各護衛、準会員居住区にも念能力者がいる可能性十二分にありますから、殺気を常にドバドバ放出しながら歩くというのはしないし。

そもそも「王位継承戦を知らない」から「ただの護衛」つまり、「万が一があったときには闘わなければならない」レベルの認識で、本業は「ビヨンド脱出の手助け」ですから、船では問題を起こしたくない

というもろもろの事情から念の警戒レベルが低い。

 

ベンジャミンはそこに目をつけ、拳銃をホルスターに入れてる状態で歩いている警官を後ろから角材で殴り殺すという作戦なのでしょう。

独自のルートで念を覚えているベンジャミン私設兵より、念のスペシャリストであるハンターのほうが念バトルにおいては知識や経験の面で上ですが、今回のように不意打ちで攻撃すればその差を埋めて勝てるということでしょう

念を使う相手じゃなければ言わずもがな念能力で楽勝に殺せます。

 

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 ※新しいタブで画像を開けばオリジナルサイズで見ることができます。

 

しかし

 

・居住区は厳密に区切られている

・生活がその区切りの中で完結する。

・毎週日曜に行われる晩餐会(in宴会ホール)には入退室時間が決まっていて、居住区からの移動時間で接触することができない。

 

要するに「念能力や間接的な計略を使いこなす」ことで他の王子を殺していくというルールなわけですね。

 

 クラピカは、逆にガチガチの警備ゆえに「継承戦を離脱する方法を考える時間ができて好都合」だと考えている

しかし、逃げ道である「2層方面への連絡通路」を通るには「準会員居住区」を経由しなければならない(図参照)

 

準会員を設けるということで「パリストン派」を弾くことはできたが「継承戦組」は弾けなかった(ビヨンドの味方を弾く方に特化していたため)

つまり、「ビヨンドに関係しない目的」でも「ハンター協会員にとって不都合な人間」 が鎖を回避して準会員になり、1層に潜む結果となった

とクラピカは懸念しているわけですね。

 

 

No.359「出航」(34巻収録)

そして、出航

ルールではこの日に行われる

《参加権》出航セレモニーに参加した国王の正室子のみ。(No.349)

 

ですから、この回をもって王位継承戦が始まるわけですが

 

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 ※新しいタブで画像を開けばオリジナルサイズで見ることができます。

 

警護兵はそれぞれの王室にて待機、そのためクラピカは14王子の王室

王子達は全員、宴会ホールで出航セレモニーに参加している。

 

王子は一番下(ワブル)から一人ずつ退席し、居住区の宴会ホール側で待機している警護兵(15人の従者)とともに自室へ帰る。

退席時間はそれぞれ、ずらしているため自室に戻る間に王子同士が接触することはない。

 

第一王子のベンジャミンは、全ての王子が出航セレモニーに参加していることに憤りを覚えている

「なめられたものだな、第一王子のオレ様を押しのけて王になろうなどという愚挙!!」

「極刑に値する!!! もしも他の王子に殺されたならば 幸運に思え!!」

「オレ様はただでは殺さぬ・・・!!」

と念を放っている。

 

同時刻、クラピカがいる14王室で事件が発生する。

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コミックス34巻:No.359「出航」

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シャワーとトイレの位置関係がおかしいが、おそらくどちらかがミスだろう。

ここでのポイントは

 

 

↓名前       情報→ 王位継承戦  監視システム  念能力 
クラピカ ×
ビル、サイールド、カートン  × ×
ウッディら王妃所属監視人 ×

 ◯・・・知ってる  ✕・・・知らない

 

この情報差である

 

【クラピカの判断】

外部または内部に、他王子の息がかかった念能力者がこちらの戦力を削りに来た。

(殺された護衛が味方じゃないことを知らない、つまり監視システムを知らない)

だとしたら、ハンターは念能力を想定した立ち回りをすべき

 

要するに、ハンターが念能力を想定した立ち回りをすれば、相手の王子(念能力者)がやりたい放題せずにすむと

これが後の「念獣コール」につながるわけですね

 

【ビル、サイールド、カートンの判断】

カキン軍の内紛、王子の護衛とは関係ないから干渉すべきではない

(王位継承戦を知らない)

 

【王妃所属監視人の判断】

おそらく他王妃の監視人が情報収集を妨害するため他の監視人を殺害したか、もしくは王子かその護衛が監視に気付いて殺したかで、犯人はこの中にいる

(念能力を知らない)

 

 

 

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コミックス34巻:No.359「出航」

つまるところ、クラピカはこう考えている

王妃所属監視人の判断→「王位継承戦は存在しない」という建前で立ち回っているのか。まだわかる。

パリストン派の判断→解せない、念能力者が協力すれば、相手の王子はやりたいほうだいできなくなるのに(彼らが継承戦を知らないことを知らない)

 

他の王子が「念能力を使って」積極的に護衛を削りに来ているんだから、こちらとしても迎撃する姿勢は見せるべきだと問うと。

 

 

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コミックス34巻:No.359「出航」

 

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コミックス34巻:No.359「出航」

 

「カキン軍の内紛だから王子の護衛に関係ないので干渉すべきではない。」という意見から

パリストン派のハンターが「王位継承戦を知らない」事がわかった。

 

 つまり、念能力者がやりたい放題している状況を「念能力者に警戒させる」ことで打破するには「王位継承戦のことを知らせる」必要がある。

という状況である。

 

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コミックス34巻:No.359「出航」

 

そしてオイト王妃とワブル王子をセレモニーに迎えに行ったあと、

自室に戻ると

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コミックス34巻:No.359「出航」

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4人が死んでいる

 

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コミックス34巻:No.359「出航」

 

クラピカは、内部犯による犯行と断定し、ダウジングチェーンを発動させる。

 

 

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No.360「寄生」(34巻収録)

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コミックス34巻:No.360「寄生」

 

ここでパリストン派のハンターが「王位継承戦」について知るわけですね

クラピカ「今回の継承戦を知っていたか?」

どうやら使用人の4人は知らない様子

ダウジングチェーンを使っているので「嘘はついていない」ということがメタ的に保証される形になる。

 

パリストン派のサイールド、ビル、カートンは

「ノーだ」「オレも知らない」「同じく知らなかった」

 

そして生き残った監視人の2人は

「知っていた………」

「私も知っていた」

 

クラピカ「二人に聞く お前たちはワブル王子の味方か?」

「味方では……ない」「そう…だな 違う」

 

と、二人がワブルの味方でないことが発覚する

そこで王妃による警護と監視人のシステムについて説明される

 

・王子殺しに免罪や恩赦は出ない、暗殺の指示や計画を行った場合は重罪となる。(No.360)

 └王妃と言えども投獄される(No.360)

 

などのルールもここで明らかになる

ルールの詳細は前回の記事を参照されたし

 

ここで、クラピカが警護人と「念能力についての情報」を共有したため

警護人は「壷中卵の儀によって発現した王子の念能力で殺し合いをする」という結論に至る。

 

しかし、壷中卵の儀は一ヶ月前で「念能力は時間がかかって身につくもの」であるから、習得の期間が早いという疑念が残るが

「寄生型(念獣)ならありうる」という情報が追加。

 

ここで、抑えておきたいのは

前回の時点では

「敵の王子(の護衛)が念能力で奇襲をかけ、こちらの護衛を削りにきた」

という推測だったが

「被害者は味方ではなかった」

ということが警護と監視人システムによって明らかになったため

 

「敵の王子(の護衛)が念能力で奇襲をかけ、こちらの護衛を削りにきた」

「ワブル王子の念獣が監視人の敵意を察知して防衛のためにやった

「他の王子の念獣がやった」

 

という択が増えた。

ちなみにこの犯行が誰の念獣なのか、誰の念能力なのかというところを含めてNo.366現時点では分かっていない。

後々、物語に関わる重要な布石っぽい

 

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コミックス34巻:No.360「寄生」

 

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コミックス34巻:No.360「寄生」

 

と、ここで念獣が一斉に現われる。

現在判明しているもので

 

中央を横切るドラゴンと魚が合わさったような念獣→13王子 マラヤーム

右側を歩いているネズミのような念獣→12王子 モモゼ

トカゲとオタマジャクシが合わさったような数いる念獣→6王子 タイソン

浮遊しているクラゲのような念獣→詳細不明

天井をすり抜けるサンドワームみたいな念獣→詳細不明

 

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コミックス34巻:No.360「寄生」

そして会心の一手とされる「念獣コール」

この「現在は異常なし」→(現在は?→マラヤームの念獣が来ているということか)

みたいな知的なやり取り大好物すぎる。

 

さっきも述べた

念能力者がやりたい放題している状況を「念能力者に警戒させる」ことで牽制する

その手段として「未確認の念獣が多数出現」と言う表現を用いる。

 

すると「王子の護衛を本業の片手間としてやっているパリストン派」などにも「念能力で応戦せざるを得ない状況」であることが伝わる。

 

これによって「対ハンターの実力差を『不意打ち』でカバー」しようとしたベンジャミンの策が潰れることとなった。

 

 

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コミックス34巻:No.360「寄生」

 

この時モモゼの念獣、通称ドーモくんに取り憑かれる

 

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コミックス34巻:No.360「寄生」

「暇だ」と答えた瞬間

 

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コミックス34巻:No.360「寄生」

 

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各部屋がどんどん犯行現場で埋まっていく・・・

 

 

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コミックス34巻:No.360「寄生」

 

ここで向かってきた所で単行本は終わる

 

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開始、数時間後で15人の従者が半壊してしまった。

しかし、死んだ7人は上位王妃の監視員ですから、監視の目を削ぎ落としたという点では得かもしれない。

しかし実質戦闘員は4人なので加害者と被害者を失い、半壊したことには代わりはない。

 

 

 

No.361「辞退」(単行本未収録)

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コミックス35巻(推定):No.361「辞退」

 

本当はこの話までで34巻だったらしい、だから33巻が人差し指とイルカの表紙だったんだなって

 

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コミックス35巻(推定):No.361「辞退」

これはノヴがピトーの念に圧倒されてハゲたのが『絶』だったからっていう解説も兼ねてると思う。

 

まぁスチールチェーンの下りと、サイールドの話は読んだ通りの内容なので省く。

 

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コミックス35巻(推定):No.361「辞退」

シマノより的確な判断。

 

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コミックス35巻(推定):No.361「辞退」

 

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開始二時間で王手をかけられてしまう。

護衛が残り1人になってしまうと

「最後の1人になった護衛が、錯乱して王妃と無理心中を図った」

ということにされてしまうので、王子居住区の秩序が保たれている限りクラピカは死なないだろうが(乱闘や念獣同士の混戦など、多数の人間が混じって闘うのに能力が向いてないから、ヒソカの旅団殺しのようなルール無用のデスマッチになると苦しい)

王子と使用人が2人切りになったところを狙われることは十二分にあるため

周りがいくら戦闘に向いてなくて使えない人間でも、数が少なくなると隙が生まれやすくなる。

 

そして、次のページでとんでもないことが起こる

 

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コミックス35巻(推定):No.361「辞退」

 

場所は12王子の部屋、つまりモモゼの部屋で母であるセヴァンチがとんでもない発言をする。

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コミックス35巻(推定):No.361「辞退」

要は、マラヤーム(13)に警護をもっとつけたいけど従者は15人までだから、モモゼの15人の枠を使って警護を雇った

だから、マラヤームの警護に当たってくれというものだ

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コミックス35巻(推定):No.361「辞退」

 

明らかな偏愛、贔屓である。

しかし、問題は「警護兵が6人いれば十分よ!」

この6人という数。

 

おわかりだろうか

つまりは、こういうことである

 

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※新しいタブで画像を開けばオリジナルサイズで見ることができます。

 

 

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 モモゼに残されたのは「敵のみ」

セヴァンチは第7王妃で下にオイトがいますから、当然「警護と監視システム」は知っている。その上で監視人6人しか残さなかった。ということは

 

「マラヤームが王になるからモモゼは殺す」

 

 ということを意味しているのである。

そして、モモゼ自身には監視人だということを教えてすらいないんでしょう

 

そして、マラヤームは下から2番めの13王子であるのだが、開始2時間で護衛の残り4人となったワブルと違い

大規模な人事異動によって「ビスケ」「ハンゾー」「正会員ハンター3名」「計18人の味方」と最強デッキを構築している。

 

一見何気ないシーンに見えるが「モモゼは絶体絶命」「マラヤームは最強の布陣」とルールを把握していれば、かなりえげつねえことが行われていることが分かる。

 

 

 

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コミックス35巻(推定):No.361「辞退」

そんな状況に置かれているにも関わらず(その状況に置かれていることを知らないのだが)

この圧倒的王の精神力。

デスゲームで自分の護衛が半分以上もって行かれたのにも関わらず、残った護衛(しかも敵)を労る心、そして嘘がつけないモノローグでこの平静の保ちよう。

快楽的に人を殺して王だと信じている誰かや、ライオンを絞め殺して王だと思い込んでいる誰かと違って、

ただ鎮座して編み物をしているだけでこれほどまでに王の風格を漂わせる人物がいるだろうか 

 

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No.362「決意」(単行本未収録)

 

前々回(No.360)のクラピカの「念獣コール」によって

「念能力者は警戒レベルを最大まで上げ」

「各王子は念獣についての情報を集める」

ようになった。

 

セレモニーは一番下の王子から退室する決まりになっていて、

ワブル(14)とオイトが一番最初に退室し、部屋に帰った(No.359)

カチョウ(10)フウゲツ(11)が退室(No.359)

そして、念獣に遭遇し「念獣コール」をする(No.360)

前回のラストでハルケンブルグ(9)が父に「辞退するよ」と言う(No.361)

 

つまり、この時点では第九王子以上はまだ退室していないということになります。

そして、「念獣コール」各王室に繋がっていて、護衛がその電話を取ったので

各護衛が「念獣コール」を聞いていて、九以上の王子はセレモニーでそのことを知らない

王子が退室し、部屋に戻り次第そのことを伝えるという状況で、下から順に「念獣コール」を知っていくという回になっています

今回の話で退席したのが9~4の王子というわけですね。

 

実質、セレモニーから帰った王子から王位継承戦に取り組むことが出来るので

そして9~4の王子がセレモニーから帰って「念獣の存在、念能力の存在にどう向き合うのか」

9~4の王子がどういう形で王位継承戦に参戦していくのか

というのが今回の話になります。

 

 

つまり、~361話(前回)までは下位王子(10~14)達による王位継承戦

まぁセレモニーにいるタイソン【6】の念獣も王室まで出張して来たんですけど。

そして今回の話(362話)は中位王子(9~4)による王位継承戦の展開

そして次回が上位王子(1~3)による王位継承戦の展開

となるわけですけども

 

それぞれの行動は

第6王子 タイソン

きっとアタシの妖精達がこの船を愛で満たすワ…♥

 

やべーやつ

 

【第7王子 ルズールス】

念が「視える」ようになるまで一年なら今から覚えても遅過ぎる。

妙な能力が入りこんだことで場は膠着する

上の連中とその兵隊に念についての知識がなけりゃ優位に立つことも可能

 

ツェリードニヒはアホ扱いしていたが、ルズールスは意外と判断力は悪くないんですよね。他の王子は我が強すぎて判断力を失いがちだけど

ルズールスは今自分が置かれている状況、自分はどのくらいの立場なのかっていうのを的確に判断できて、自分の行動では変えられないどうしようもない部分を受け入れて、自分が出来ることをやるっていう強みがある。

 

【第8王子 サレサレ】

 継承戦とかくそくらえ━━━━━━━━ェェ!!!

イェ~~~~~~~~!!!!

 

命がけのバトルで15人しか連れていけない従者によく非戦闘要員の異性を選べるなって思う。その胆力は王族たる所以なのでしょうな。

 

【第9王子 ハルケンブルグ】

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コミックス35巻(推定):No.362「決意」

 

8,9に思うのは「念獣について聞く機会」を完全に逃してるっていうのが、情報戦に置いてものすごいディスアドだと思うんですよね。

 

念獣ガチャでよっぽど強力なカード引かないと、脱落候補を免れない。

 

【第4王子 ツェリードニヒ】

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コミックス35巻(推定):No.362「決意」

そして、ひときわ好奇心の強い「ツェリードニヒ」は護衛から念獣を聞くやいなや覚えようとする。

ルズールス「念習得に時間かかりすぎるんじゃ意味ねぇな」に対して、早速覚えようとするツェリードニヒ

この性格の差が出る感じいいね。。。。

 

 

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No.363「念獣」(単行本未収録)

上位王子(1~3)がセレモニーから退室し、王位継承戦に参戦する。

 

【第三王子:チョウライ】

14王室(クラピカの部屋)の王室警護兵(王妃による警護と監視人)が全滅?

残るのは外部から雇ったハンター2名のみ

誰か知らんが赤子から狙うとはな・・・・・・

でも最下位の王子の王室警護兵は全員上位王妃の監視人のはず、

だからオイトが敵を始末したのか?

味方である数人を殺して疑われないようにカモフラージュして

 

なかなかナチュラルに発想が鬼畜じみている。

しかし護衛が「念獣というワードが警護兵全滅に関わっているが、自分の兵士には知る者がいない」と

 

ここが後にクラピカに電話をかけてくる布石になっている。

 

【第二王子:カミーラ】

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コミックス35巻(推定):No.363「念獣」

「私が王になるのだから、理想は他の王子は自ら率先して死ぬべき」

「でも、結局、他の王子は自ら王になる権利を辞退すると思うから(理由は上記)

「生物的な死以外でも、私が生き残ったという状況にしてほしい」

 

とめちゃくちゃな論理展開

彼女が念能力を知っているのか不明。

 

【第二王子:ベンジャミン】

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コミックス35巻(推定):No.363「念獣」

それにベンジャミンがガチギレする。

継承戦が始まって最初の行動が「今すぐ殺す!」

早すぎる。

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コミックス35巻(推定):No.363「念獣」

 

 

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コミックス35巻(推定):No.363「念獣」

その3コマ後、部下に諭され服を着る。

 

理由は二点

「クラピカの念獣コール」

・他の王子は「念能力(念獣)を知らない」

・外部の護衛(ハンター)は「王位継承戦を知らない」

この情報差によって、奇襲作戦の優位性が成立していたが。

 

王子が念を知ることで対策を取るために防衛に力を入れる、そしてハンターは念の警戒レベルを最大まで上げる。

という風に奇襲作戦そのものが脅かされている

 

ハンターはあくまで暗黒大陸渡航の口実としての「王子の護衛」という二次的な任務だったため仕事は形式的なものだったが、「王位継承戦によって自分の身が脅かされている」という状況になるため念能力を使わざるを得なくなった。

そしてハンターは念という土俵においてはベンジャミン私設兵よりも経験や知識が深いため一筋縄では突破できなくなる。

 

「ネンジュウ」

 ・王子は念獣を視認できない

このため、一人での行動は危険だとバルサミルコ曹長は考える。

(実際は、念獣は王子を直接攻撃できないので単独行動が危険というわけでもないのだが。バルサミルコ曹長それを知らない

 

バルサミルコ曹長は「念獣コールの意図」について

「抑止のため」と考えている。

奇襲作戦の事を知らないにしても、念による攻撃によって王室警護兵が5人殺されていますから「念能力の攻撃を想定」させる理由としては十分だということですね。

そして、外部ハンターの狙いは「万全な状態での暗黒大陸渡航」、下位王子も「武力に乏しいため継承戦に消極的」であるから利害が一致していると。

そして他のハンター

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コミックス34巻:No.360「寄生」

センリツ(10王子)やビスケ(13王子)も積極的に情報を共有する態度を見せており

外部に雇われたハンターは「船内での衝突を避けるため、膠着状態を狙っている」

と考えている。

 

この時、バルサミルコ曹長が知らない情報は2点ある

・「クラピカには別の目的(第四王子への接触)がある」

・「クラピカが他のハンター(ビスケ、センリツ)と繋がっている」

 

クラピカの念獣コールは場の停滞を狙っていますが、その理由は「暗黒大陸渡航」ではない。

それを曹長は知らないため、「パリストン派のハンター」と同じ目的をもっていると勘違いしている。

場の停滞が一番の理由ではあるが、おそらくクラピカは「仲間が念獣にやられないため」という理由でも情報を共有している節もある。

あとは「ツェリードニヒに目をつけられるため」というのもありますがそれは後述

 

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コミックス35巻(推定):No.363「念獣」

そして部下の進言通り

「念獣の生態(ルール)を他の王子よりも早く正確に把握する」

これが壺中卵の儀攻略のカギだと認識し、「武力行使」よりも「諜報活動」を優先する。

 

そして行った行動は

 

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自分の15人の従者を各王子に投入した。

おそらく「普通は」相手王子の「同意を得て」護衛の異動をするものと思われる、上位王子の「頼み」だと下位王子は敵対したくない限りは断れないでしょうが。

 

しかし、ベンジャミン私設兵は、ベンジャミン自身が軍事最高副顧問の地位にいるので

国王軍と同じ権限を有している。

「王室警護兵(王妃が呼べる警護人と監視人)」はこの国王軍から配属されていますから。

それが意味するところは、王室警護兵(護衛と監視システム)としてベンジャミン私設兵を各王子の「護衛人(監視人)」として配属することができるということです。

 

つまり、上の王妃の数だけついていた監視人の枠をもう一つ強制的に設けて、その中に自分の従者をぶち込めるというわけである。

 

つまり「上位王妃の監視人を受け入れなければならなかった」のと同じで

「ルール状強制的に」ベンジャミンの兵を受け入れなければならない

というチート技である。

ベンジャミンの優遇が強すぎる。

 

しかし、ツェリードニヒとベンジャミンは同じ王妃を持っているので、形式上は立場が対等で

ツェリードニヒはその配属を拒否する権利を持つため、彼は「”馬鹿め”と伝えろ」と念に集中している。

警護兵がベンジャミンにそんなこと伝えられるわけないだろ

 

ここまでが、各王子の継承戦開始後の動向となる

簡単にまとめると

 

【当初の予定】

第一王子:ベンジャミン  》 隙を見て「奇襲作戦」

第二王子:カミーラ    》 全員自ら死んで欲しい

第三王子:チョウライ   》 普通に参加する姿勢

第四王子:ツェリードニヒ 》 心置きなく一掃できる。

第五王子:ツベッバ    》 4以下と徒党を組んで3以上を打倒する

第六王子:タイソン    》 ?

第七王子:ルズールス   》 ツベッバ(5)につく

第八王子:サレサレ    》 継承戦なんてくそくらえ

第九王子:ハルケンブルグ 》 辞退する

第十王子:カチョウ    》 フウゲツと共闘して他を殺していく。

第十一王子:フウゲツ   》 消極的

第十二王子:モモゼ    》 自分には王の器がある

第十三王子:マラヤーム  》 モモゼから兵を奪う

第十四王子:ワブル    》 継承戦を離脱する

 

【従者と王子の念の会得】

第一王子:ベンジャミン  》 王子、私設兵15人全員が会得している

第二王子:カミーラ    》 ?

第三王子:チョウライ   》 誰も知らない

第四王子:ツェリードニヒ 》 私設兵2人が会得している

第五王子:ツベッバ    》 誰も知らない

第六王子:タイソン    》 イズナビとそのとなりにいる男

第七王子:ルズールス   》 バショウ含む外部の護衛3人

第八王子:サレサレ    》 ?

第九王子:ハルケンブルグ 》 ?

第十王子:カチョウ    》 センリツ

第十一王子:フウゲツ   》 ?

第十二王子:モモゼ    》 ハンゾー

第十三王子:マラヤーム  》 ビスケ

第十四王子:ワブル    》 クラピカ、ビル、サイールド、カートン

 

【念獣発生後】

第一王子:ベンジャミン  》 計画を大幅変更、まずは「情報収集」

第二王子:カミーラ    》 ?

第三王子:チョウライ   》 念獣についての外部兵から情報収集

第四王子:ツェリードニヒ 》 「念」に興味を持ち、没頭。

第五王子:ツベッバ    》 「念獣コール」したハンターの情報が欲しい

第六王子:タイソン    》 私の妖精が船を愛で満たす。

第七王子:ルズールス   》 ツベッバ(5)につく(変わらず)

第八王子:サレサレ    》 ?(おそらく「念獣コール」を知らない)

第九王子:ハルケンブルグ 》 ?(おそらく「念獣コール」を知らない)

第十王子:カチョウ    》 ?(おそらく「念獣コール」を知らない)

第十一王子:フウゲツ   》 消極的

第十二王子:モモゼ    》 ?

第十三王子:マラヤーム  》 ?

第十四王子:ワブル    》 国王軍に傍受されない無線が欲しい。

 

という感じに、戦況が動いている。

 

 

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そして、場面はクラピカに

 

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コミックス35巻(推定):No.363「念獣」

「王室警護兵」として強制的に配属されたベンジャミン私設兵のビンセント

「監視で」ではなく「刺客」か・・・!

 

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殺された使用人は次の話で名前がサンドラだということがわかる

念獣出現後に、放棄した使用人がいる中、シマノとともに残ってくれたいいヤツだったのに。

ただ気になるのは、この位置だとキッチンを通らないのでナイフがどこから出てきたかっていう所ですよね。

 

・ビンセントが捏造するために持ち歩いていた

・サンドラが自衛のために忍ばせていた。

 

毒のビンはビンセントがもってたものなので(ほぼ)、ナイフもって考えるのが妥当だとは思いますが。大きさが大きさなので。。。

まぁどちらにせよビンセントは殺す気マンマンだったでしょうが。

 

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No.364「思惑」(単行本未収録)

 ベンジャミンがワブルだけ「諜報活動」ではなく「武力行使」なのは、クラピカが邪魔だったからでしょう。

 

 

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コミックス35巻(推定):No.363「念獣」

ベンジャミンの目的は「他の王子よりも早く情報を収集する」というところにシフトしているので

積極的に「場の停滞」を狙って「念獣の情報を共有」したりと、情報を与えることに惜しみがないハンター2人(クラピカ)がいると

「他の王子に情報を与えられて、「他の王子よりも早く念獣のルールを把握する」ことが困難になる。

 

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コミックス35巻(推定):No.364「思惑」

 

ベンジャミン兵は無線を使って常に音声での証拠を保全しているので

この武力行使は、あくまで

①私が護衛として王子を守りに来たら使用人(シマノ、サンドラ)がワブルを殺そうとしているではないか!←現時点

②私は阻止しようと奮闘したが、残念ながら力が及ばず従者が王子と王妃を殺して自殺してしまった」←予定

という建前での虐殺である。

 

「協力していただけますか」というのは

建前上は「①だから王子を守る協力をしましょう!」と、表向きにこれを証拠にするつもりだろう

でもその裏は「②の協力をしてください」つまり捏造に協力しろってことですね。

 

協力すれば、証言者(嘘の)としてハンター2名の命は保証される

 

これが意味するのは、つまるところこういうことである。

ベンジャミン側は、クラピカ含めた外部のハンターが、暗黒大陸に行く組だと思っている。(パリストン派だという派閥の詳細は知らないだろうが)

 

つまりクラピカが、

暗黒大陸じゃない別の目的をもっていること

②センリツたちも同様に暗黒大陸ではない協力関係にあること

を知らないので

 

A.ハンター2名は、暗黒大陸に万全の準備で行きたいから場の停滞を狙っている(①を知らない)

B.下位王妃は、武力を持たないから血みどろの戦いには消極的

 

だからA,Bの利害の一致で各王子の護衛(ハンター)同士が結託している(②を知らない)

と思っているため。

 

Aを崩す、つまり私に暗殺の協力をすれば「暗黒大陸に行くことは保証されます」

 

だったらわざわざBと利害関係を組んで場の膠着させてまで安全を得る必要はありませんよね?

だからBを切れば、Aは保証されますよ。ということを意味している。

君達は暗黒大陸に行くのがメインで「王子の護衛」は船に乗るまでの口実にすぎないんだからさっさと切って協力してくださいよ。

という風にハンターを抱き込もうとしている。

 

しかし、ベンジャミンが知らないのは

・クラピカは第四王子(ツェリードニヒ)に近づくことが目的なので、ワブルが死ねばその目的から大きく遠ざかってしまう

・ワブルに情が移りつつつある

ということ、

ゆえに、この交渉は成立しない。

 

 

それでビルが変なポーズでビンセントを制圧。

 

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コミックス35巻(推定):No.364「思惑」

 

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コミックス35巻(推定):No.364「思惑」

これは建前「使用人(シマノ、サンドラ)がワブルを殺そうとしているではないか!

が成立しなくなったので

「王室警護兵として王妃と王子を護りに来たのに、なんで不当に拘束するんだ!

という建前にシフトしている。

 

要は、このまま行くと王室警護兵を不当に拘束したお前らが捕まるぞ」と脅している。

 

しかし、クラピカは「念能力を使えば、捏造をひっくり返せる」と言い返す。

つまり「捏造で犯行を立証する」に対して「念能力で真実を吐かせる」という対応策があるということをベンジャミン側に示唆させたわけですね。

「お前らの捏造は効かんぞ」ということをアピールして、次の刺客を牽制する狙い。

 

つまり、ベンジャミン側がクラピカ達を始末するには「ハンター2人の念能力を攻略しなければならない」という状況に持ち込んだ。

 

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コミックス35巻(推定):No.364「思惑」

 

そして、無線があることをビルに暗示しながら

「彼の自白でベンジャミンが即逮捕とは行かないだろう」

「我々が裁判に出廷することで発生する警護面でのリスクを考えると」

「相手が動かないならこちらも動かないほうがいいだろう」

「死体をこちらへ動かそう」

「ちょっと待て」

バギ!!

バルサミルコ曹長「気づかれましたね、通信が途切れました。」

 

僕はこのシーンがちょっと気になってて

わざわざクラピカが無線に気づいたタイミングと、王子側に気づかれたと思われたタイミングにラグを生ませる必要は何か?

って考えた時に

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コミックス35巻(推定):No.364「思惑」

前回、他の人間に傍受されない無線を入手したいというシーンがあったように

ビンセントの無線に気付いて壊すふりして実際は盗んだんじゃないか

と思うわけですね。

それかビンセントの死体に外部にメッセージを残す何かを仕込んだか。

 

 

それと並行して

ベンジャミン側はクラピカの動向に対して

「念を封じる能力者が一人」

「自白に持ち込める能力者が一人」

いると思っている。

がブラフの可能性も疑っている。

 

この2つがある以上は「うかつに捏造(武力行使)に踏み切ることはできない」というプロテクトを生む効果がある。

そこで、ベンジャミンは「王室警護兵」としてバビマイナをワブルに送る

 

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この兵士を湯水のようにじゃぶじゃぶ使う感じたまんねぇな

 

 そして、何してくるかわからんバビマイナ(第一王子所属)が表にいる傍ら、

第一王子:ベンジャミン

第三王子:チョウライ

第五王子:ツベッバ

が電話をかけてくるところで物語は次回へ

 

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No.365「選択」(単行本未収録)

 

【電話をかけてきた理由】

ベンジャミン(1) > ???

チョウライ(3)  > 念獣についての情報

ツベッバ(5)   > 念獣についての情報

 

「念獣について聞く」ということは「護衛には念能力者がいない」ということを相手に知られることになりますから

同じく念獣を知らん相手に電話をかけると、成果が得られず無駄に「護衛には念能力者がいない」ことを知られる結果になるので

電話をかけるなら

 

・念能力を絶対知っている相手

「念獣コール」の張本人がいるので間違いない

教えてくれる見込みのある相手

上位王子の言うことは聞くだろうし、場の停滞を狙うなら情報の共有はするはず

「護衛には念能力者がいない」ことを知られてもいい相手

継承戦に消極的で、護衛もほぼ壊滅している

 

 

という理由で選んだのだろう

クラピカは戦争覚悟でベンジャミン(1)から順番に電話を出ようとするが

シマノによってチョウライ(3)につながれていた。

 

理由を簡単に説明すると

 

【第一王子:ベンジャミン】←破棄

命乞いや交渉で考えを変える方ではない

話した所で結論が変わることはない、よって無駄だからパス

 

【第三王子:チョウライ】←一番

下々の者と直接話をするが、その厚意をないがしろにすると切るくらいには傲慢。

→だから一番目

殺し合いは極力避ける優しさはあるが、必要とあらばためらわない二面性。

→上手く付き合えっていれば、王子の数が少なくなるまでは狙われないだろう

 

【第五王子:ツベッバ】←二番

チョウライを優先して電話に出ても許してくれる

→だから2番目

上位王子に国政を握らせるのを阻止することが目的

それさえ為せれば下位王子が死なずに継承戦を終わらせるほどの政治力もある。

→だから電話に出る。

 

扉の前にいるベンジャミン私設兵バビマイナをどうするか?

「護衛と監視システム」として正式に配属されているのでルール上断れない。

断ると国王軍(中立の立場)が拘束しに来る。その隙をついて「王妃がストレスで王子と無理心中をはかった」という捏造(暗殺)を行ってくる。

そしてそれを視野に行動してるから、待たされれば待たされるほど「王妃の気が狂った」ことの証明(捏造)になるためじっとしている。

 

クラピカが「チョウライのところへ行くが、同行するか?」と言われて、バビマイナが待機していると言ったのは

チョウライ(3)にも私設兵コベントバが既に監視しているから、わざわざ行く必要が無いということですね。

 

移動ルートはわざわざ図にするまでも無いかもしれませんが。

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こういうことになります。

 

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コミックス35巻(推定):No.365「選択」

これは相手に選ばせてもう一方を自分が飲むことで、毒入りじゃないよってことを言ってるチョウライの優しい部分が垣間見える部分

冷徹な部分を早く出して欲しい。

 

で普通に念の情報を与えていくと

「ネンは念力、念じることで発動する超能力のことです」

「この能力を得ると通常見えない者が視えたり不可思議な力が出せたりします」

「この力が使えるものは ごく少数です」

「今回の継承戦は念能力を用いたサバイバルです」

「無自覚ながら王子達にはそれぞれ念能力が授けられたのです」

「それが先程の緊急放送で流されたワード「念獣」

「壺中卵の儀が発動のきっかけだったと考えられます」

 

このくらいの情報の質だったら別に電話でもいいんじゃ・・・って思いますが

 

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クラピカは「警護と監視システム(王室警護兵)」のことを知っていますから

チョウライの護衛には

ツェリードニヒ(4)に繋がる第一王妃ウンマ所属の監視人がこの話を聞いていることも知っている。

だからツェリードニヒの耳に届くようにこういう言い方をしているんだと

「クラピカはツェリードニヒに注目されるように動いている」ということを視野に入れながら読むと、今後の行動にも合点がいきやすいと思います。

 

 

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No.366「其々」(単行本未収録)

この話は、1~14の各王子の動向を伺う話になっている。

こういう全体を俯瞰するようなシナリオが出てくると、何かが動き出す布石のような気がするんですが僕だけでしょうか。

 

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マラヤームのドラゴンみたいなのがどんどん大きくなっている様子

それをハンゾーがビスケに確認している。

そして今にも何かやらかしそうな念獣

 

ここの護衛の戦力やばすぎでしょ。

 

 

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そして格差を象徴するかのように、味方のいないモモゼ

案の定、全員が暗殺をもくろんでいる。

護衛とは━━

 

絶体絶命と思われる状況だが

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ブラックホエール号って出向したの昼くらいで、まだ日没時間ではないのにもう寝てるのは念獣が暴れて疲れたからでしょう

もっとも、標的はもっと憑かれてるでしょうが。

 

 

 

 

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カチョウ(11)との思い出の写真を携帯で見ながら泣いている。

 

モモゼと違って念獣使ってなさそうなのに、なんでもう寝る感じ何だろうか。

外部からハンターを雇う金がなかったのか、33巻では護衛を募集していない

どうやら戦闘員の数は15人の中でもかなり少なそう。

というか残り8人全員ただの使用人か、8人もいない可能性が高い。

 

よほどヤバイ念獣持ってないと、脱落候補筆頭は免れない。

 

 

 

 

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ガシャン!!

不味いっ!!こんなものスラムの犬でも食べないわ!!さっさと作り直して!!

 

おそらく普段からこんな感じなのか

(フウゲツ様【11】の方が良かったなぁ)

(双子なのになぜこうも・・・)

(早く辞めたい)

(早く殺されればいいのに・・・)

 

と従者からの評価は散々である。

しかしセンリツ曰く自分を偽っているらしく

「フウゲツを守るように意思を統一させるためにわざと嫌われている説」

などがあるが

センリツは「絶対に間違っている」と思っている

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さっきのフウゲツ【11】と同じ写真を見てたら●ける。

 

 

 

 

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コミックス35巻(推定):No.362「決意」

で護衛が全滅したかのように思われたが

 

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目が覚めると全員何事もなかったかのように話しかけてきた。

このハネのようなものがある念獣は

 

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コミックス35巻(推定):No.361「辞退」

現在確認されているものではハルケンブルグの念獣のみだが

「王子は念獣を見ることができない」というルール上の問題がある。

 

いずれにせよ謎の多い領域である。

 

 

 

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遊び呆けている息子を第五王妃スィンコスィンコが叱りに来る

貴方が心を入れ替え得ないと一番最初に脱落しちゃうわよ

と諭すと

「そっちこそ少しは信用してほしいなァ」「オレはママの子だよ?」

「あら 何か考えがあるのね」

「当然さ」

 

「次の晩餐会 世界が変わるぜ?」

 

と重要そうな情報を残す。

世界が変わる、ということは前回の記事でも書いたような「ルールが無効化されるケース」及びそれに準ずる何かが起こるということだろうか。

 

???(お前が 生きていればな・・・)

 

 

 

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合法のハーブをキメているバショウとルズールス王子。

このキレイなハッパを吸うと他の薬に依存しなくなって健康になるらしい。

 

でも、メタンフェタミンアンフェタミンマリファナも使ってるやつ全員「これは体にいいから」って言ってるよね~

 

麻薬中毒者の更生に使えるんじゃないかと、王らしい人民への配慮を見せる。

麻薬は軍管轄なのに知り合いがキメすぎでぶっ壊れたことに対し、軍事最高副顧問を務めるベンジャミンに不信感を示している。

 

バショウは「あんたが国王になるのが一番早道じゃねーのか?」

というと「そんなに甘くねーよ」と謙虚な姿勢。

 

 

バショウとセンリツとクラピカは完全に依頼主に入れ込んでる感はあるよね

ハンゾーとビスケはプロ意識ばりばり出てるけど

 

全員を生かそうと思ったら仲間内で絶対対立するよな、それを含めて今後が楽しみ

 

 

 

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タイソン教典を読まされるイズナビ

 

全人類がタイソン教徒になった時真の世界平和が訪れる

あなた達も読んだら分かる

とのこと。

 

 

 

「1章 必ず最後に愛は勝ちます♥」

一体何がわかるというのだろうか

 

そっ閉じするイズナビ

 

隣の男が「さも読んだかの様に作品をホメるコツ教えましょうか?」

この発言によって冨樫の感想コメントが信用出来ないことがわかった。

 

 

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前回(No.365)の約束通り、1014号室(ワブル)に向かいクラピカから念に関する情報を得に向かう。

ツベッバは上位王妃(第一王妃ウンマの監視人)の監視を疎ましく思っているが、強制的に排除できないと監視人への対処を考えあぐねている。

まずはプッチ(さっきベンジャミンによって配属された兵士)

 

 

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「ホイよ」と早くも国王としての片鱗が現れ始める。

 

「両手を胸の前へ 中央にボールを浮かべているイメージ」

「まずは10分を1日3セット10日間やります」

 

明らかにユルいプランで王子の念習得を遅らせにかかるテータだが

 

開始直後でオーラを出し感じることが出来る王子

「あってる?」と聞いていることから

視えてはいない模様

 

「何てこと・・・!」って驚き方かわいい

 

「まずは10分を」

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コミックス35巻(推定):No.362「決意」

さてどうなる?

 

完全に継承戦そっちのけで念に興味津々な王子

クラピカの必死なアピールははたして彼の目に留まるのだろうか。

 

監視人なしで私設兵持ちで未だに兵の移動がなく、念能力持ちが2人と

後半彼が念を満足行くまで習得し、王位継承戦に絡んでくるのが待ち遠しい

 

 

 

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コミックス35巻(推定):No.365「選択」

「継承戦を左右するほど重要な情報だが、この場で教えてもいいですか?」の回答に

 

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「私は別に構わないが(大嘘)」

監視人3名(第一王妃ウンマ所属、第二王妃ドゥアズル所属、第一王子ベンジャミン所属)がいる状況で聞かれたくない感じアリアリの反応を見せる。

 

「ベンジャミンとツベッバが同時に電話していた」というところから「この後も予定があるのではないかね?」まで演繹させるのはなかなか賢いと思う。

 

 

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第二王妃ドゥアズル所属の監視人スラッカが

情報を得るには

「第三王子チョウライ」か「第十四王子ワブル」どっちに付くべきか長々と語っているが。

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ベンジャミン私設兵(監視人)のコベントバが待機したから

スラッカは14王子についていくこととなった

この状況で

「チョウライに張り付いたほうが正しい情報を得られると読んだか・・・」

ってのはアホでしょ。

 

「王室警護兵」として公的な手段を通して相手に監視人を強制的につけられるんだから

わざわざチョウライについてるコベントバを移動させなくても、

他の兵士を公的な手段を用いて14室に配属させることが出来るから。って考えるのが自然だと思うんだが。

そしてドゥアズル所属の監視人が追い出されたことによって、チョウライの情報がベンジャミンに独占されるという状況をまんまと作られているっていうね

 

その後にクラピカの部屋に行ったあとに「なんだ既にベンジャミン兵がいたのか」ってなるけど

 

(漫画のキャラに賢いだのアホだの言ってる奴が一番あほだろ)

 

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母に「ハルケンブルグをママが殺して」ととんでもないわがままを言ってる

しかし、ドゥアズルは

「貴方なら私などの力を借りなくてもやり遂げる事は容易でしょう?」と言っている。

これがただのお世辞でなければ、カミーラの兵は相当強いのかもしれない。

 

それを盗聴するベンジャミン私設兵のムッセ「王室警護兵」としてカミーラに配属されたが

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コミックス35巻(推定):No.363「念獣」

「リビングに一歩でも入ったら殺して」ということで隅の部屋に締め出されている。

 

ベンジャミン私設兵やクラピカが言質を取られないように命がけで駆け引きしているなか、この女は言いたい放題である。

 

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それを念能力で物証を確保し潰そうとしている。

 

 

 

 

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スラッカとバビマイナが組んでサカタとハシトウをそれぞれ監視することに

外部から(ベンジャミン私設兵、チョウライ私設兵、ドゥアズル所属兵)敵が紛れ込んだ結果

オイトにセットした「サイールドの能力」を使うに使えない状況になってしまった。

 

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要するに

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こういう状況

 

 

そして最後にクロロが映ったところで終わり

「37564」については殆どたいした意味は無いと思われる。

 

 

 

旅団No.3,5,7はだれのものか判明しておらず

6は殺されたシャルナークである。

4はヒソカだから(後任はカルト)

 

あえて意味を見いだすならば皆殺しとみせかけて

「旅団No.3,7,5,6が4んだ」という死神クイズだと小粋なのだが