はなくそモグモグ

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先を生きたひとに

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BUMP OF CHICKENの6作目のアルバム「RAY」中の8番目の曲「トーチ」

おそらくこの「トーチ」はトーチソングを意味すると思われる。

トーチソングとは失恋や、片思いをセンチメンタルに表現する曲のことを指す。

トーチ(torch)は”たいまつ”の意だが、carry a torch for…で「愛の灯火をともす、片思いをする」という意味を持つ、由来はおそらくここから。

つまり、この「トーチ」は失恋、片思いを歌っているというとこから解釈は始まる。

 

 

なんか、自分に当てはまりすぎて聴くのが怖いんだけど、

最愛の人、と別れてしまった。

おそらく、精神的な別れだと思うんですけど、この後の曲に「smile(震災をテーマにした曲)」があるから一概には言えないけど

とりあえず震災での~という物理的な別れじゃなくて精神的な、言葉がヘタで申し訳ないんだけど

関係がうまく行かなくて、または片思いのまま、思いを伝えられなくて最愛の人と別れた、という前提で始まるんですね

 

出せない悲鳴が真夜中騒いで 四角い部屋で迷子になったら

眠れないってことでしょうね、いろんなことを考えすぎて

好きなのかそうでないのか、会いたいけど会えない葛藤

呼びかけて欲しい 僕の中 君のいた場所から

そして僕の中(記憶の中)で君がいた場所、おそらく家かな?

そばに居てほしいみたいな意味だと

醜い思いが身体中暴れて 昨日と明日に爪を立てたら

そういう未練がずっと体に残ってて、昨日と明日に爪を立てる

爪を立てるってのは支障が出るみたいな意味だと思う

生活、やらなきゃいけないことに手がつけられない

笑いかけて欲しい 僕の中 いなくなった場所から

そんな僕を笑って欲しい、助けて みたいな

そこから今でもここに届く すぐにでも心を取り戻せる 

そうすれば好きだと再確認できるよ、または自分の気持ちが再熱できる

 

震える足でも進めるように 自動的に空が転がるように

次々襲いくる普通の日々 飲み込まれないでどうにか繋いでいけるように

葛藤して集中できない足取りでも進もうとする

「自動的に空が転がるように」は地球の自転ですよね、単純に時間の経過の暗喩だと思う。

君のいない普通の日々が続くけど、

それに流されないようにきちんと身の回りのことはこなしていこうと

自分に言い聞かせているように聞こえます

この「次々襲いくる普通の日々」の「普通の日々」が聞いてると「苦痛の日々」に聞こえるんですよね。

これってもしかして表向きでは「普通」だけど「苦痛」にしか見えないってのを

表現してるのかな・・・?と深読みしてしまうけど

それを狙ってたらさすがに天才すぎる。それはないと思いたい。

 

とげとげした音が耳に飛び込んで それでも君のようにいたいから

見ていて欲しい 僕の中 さよならの場所から

少しずつだけど足跡増えたよ 少しでも君のようにいたいから

ここまで続いた 僕の中 君のいた場所から

とげとげした音は自分たちの曲かな、君のようにいたいからの意味はちょっとわからないが

こう聞くと、別れの歌にも聞こえるかも、君のいない世界で立ち直ってるよ

というようにも聞こえる。

 

そこから離れていけるように 1ミリも心は離れない 

君に会いにいけるように、君への思いは変えないよ。

 

伝えたかった思いは時間をかけて 言葉になったけど もう言えないから

伝えたい思いを精一杯言葉に変換したけど、もう遅いよ。君には会えないから

別れたのか、片思いで告白できないのかはわからないけど、

 

君といた事をなくさないように なくした事をなくさないように

どれだけ離れてもここにある 君がいるからどこまでだって

君との思い出、記憶でしょうね。どれだけ離れても記憶は自分の中ですから

 

震える足でも進めるように 今も星空が広がるように

すぐにそんな風には思えなくても 動かなきゃきっと君に会えない

 

 

会いたい 会いたい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会いたい。