はなくそモグモグ

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ハンタの王位継承戦を考察(404話)

さて、始まった404話。

404といえばnot f...クラピカのハンター4次試験時のプレートナンバー

ということで1コマくらいは登場するのでは?と案の定何ページも登場しました。

 

コイン配りおじさんに呼び出されたクラピカ

クソ忙しい技術者が知識の無い管理職に説明しにいかなければならないイベントが発生したときさながらである。

とはいえメタ的には4pのクラピカの推理を成立させるためだろう

「10日で10になったコイン」が「1枚足りない」ことでコベントバ(チョウライを見張っている第1王子ベンジャミン私設兵、弁当箱みたいな名前しやがって)が10になる分の1枚を持っていることを看破するには11日目がベスト(日数が経ちすぎると譲渡先のコインも10に変わり不確定要素が大きくなるので)

まぁ「10になっているはずの1日目のコインを既に誰かに譲渡していた」可能性をケアしないのは紙面の都合上だろうか。

言及されてないが「出航日(1日目)はコインが出なかった」というやり取りがあったのかもしれない。

 

 

No.403「成果」

 

前話見返したら、コイン8枚なのに「守護霊獣が創出した硬貨が7枚あり」になってることに気づいた(数も数えられないチョウライさん)

 

コミックス37巻:No.390「衝突①」

390話でテンフトリがコインを譲渡されたとき、それをコベントバが確認するシーンで、本誌では10のコインが、単行本では1に修正されていた。

拾ったときは1のはずなので、10というデザインが間違っている。

 

このようにチョウライのコインについてたびたび描写ミスが散見されるので、かなり管理が難しい能力仕様と推察される。

 

余談はさておき、

コインの譲渡先をまとめると

コベントバ(第1王子ベンジャミン私設兵、36巻374話)

センリツ(38巻400話)

テンフトリ×2(第3王子チョウライ私設兵、37巻389話、本誌402話)

 

で、前話(上画像)で「他人に譲渡したものが3枚ある」というのはミスではなく、コベントバが拾ったことをチョウライは認識していないため

ハルケンブルグ等とは違い描写された能力シーンが無いため、考察材料は全く無いに等しいのだが

コミックス35巻:No.362「決意」

念獣の「十」というデザインは漢数字の10を意味しているように見える。

そしてそれが十字斜めの8方向に延びているので、8という数字も能力に関係しているものと考えられる。

80日経つ、8人の手元に10のコインが渡る、1人の手元に10のコインが8枚集まる。等でパルプンテが起きると考えられます。

何もわからんのと同義だな

此奴には念能力の「効果」を推し測るための経験と知識が圧倒的に足りない

思案済みの凡庸な意見ばかりだな…

まぁ「80日経つ」は、34巻359話で新大陸上陸が2ヶ月後になる(王位継承戦のリミットもそこ)ので、実質王位継承戦は60日しかありません(4巻かけて11日目です、か)

王になった後(100日後に活きる念獣だったとして)にコインの効果が発動されても、ハンターハンターチョウライ王政編が始まるわけでもない(まぁカキンが新大陸を我が国の領土としますみたいな主張をすれば話が変わってくるが)ので、少なくとも60日以内に何らかのイベントが起きる能力であるはず。

とすると、「保有して桁を上げて効果を発揮する」「譲渡して10から1に戻る」という性質のスケールを考えると、そもそも100コインになるのかも怪しい。

「コインの合計値」が何らかのトリガーにならないと、

・譲渡する

・ガチホで桁上げる

の性質を活かしきれない気がする。

 

まず気になるのは4点

・コイン所有者が全員念能力者であること

・20日目に100になるのか、また100のコインを譲渡すると1に戻るのか。

・12日目に10になるコインは誰の手にあるのか

・クラピカのコインが21日目に10になること

 

コイン所有者が全員念能力者であること

上記の譲渡先一覧から、コイン所有者はコベントバ、テンフトリ、センリツ、クラピカとなる。

第3王子チョウライ私設兵のテンフトリは元々念能力者ではないが、クラピカの念講習を経て精孔が開いた状態となっています。

コミックス37巻:No.389「呪詛」

つまり、「コインの所有者が条件を満たす事で様々な能力が発現する」(36巻376話)

というのは念能力に関するイベントが発生するのではないかというのが僕の見立てです。

具体的にはグリードアイランド的なコインを消費することで何らかのアイテムと取引できるのではないだろうか。

 

そしてスタンド使いは惹かれ合うように、念能力者なら交戦は不可避だ。

その交戦時に何らかの効果が発動するように思えてならない。

 

20日目に100になるのか、また100のコインを譲渡すると1に戻るのか。

またメタ読みになるが、各王子をボスキャラとして考えると

ツェリードニヒとベンジャミンは間違いなく終盤のボスである。

それは、ツェリードニヒがメキメキと念能力を身に着けていて、自分の能力を実践レベルで使いこなしてから本格的に継承戦に絡んでくるだろうということ、そしてベンジャミンもほぼ全ての部下が死んだ後、星を継ぐもので大量に継承した完全体ベンジャミンがパワー系団長としてクラピカの前に立ちはだかることが予想されるためだ

となるとチョウライは中盤のボス。継承戦を2ヶ月MAXでやると考えて、少なくとも1ヶ月経過あたりで本格的に対応する相手となるように、今のゆっくりとしたペースで情報が開示されているものと考えられる。

「10日後に桁が増える」というシステムが真だとすると、30日後、つまり1000単位硬貨で能力が発動するのは遅すぎるのである。

例えば、コベントバがこのままガチホし続けて1000単位硬貨になり、何らかのイベントが発生したとする。

それを登場人物が「30日ガチホするとイベントが起きる!」と30日目に気づいたとして、コインを入手し、状況を再現する頃には60日目である。現実的ではない。

 

つまり物語として、あるいは貨幣として駆け引きを成立させるには

・ガチホして硬貨の単位を稼ぐ(価値貯蔵機能)

・他者との取引で硬貨を集める(流通機能)

の2つがほぼ同価値でなければ成立しない。(譲渡せずにガチホ安定だとしたら、中盤以降にコベントバ、センリツ、クラピカに効果があるだけの時限イベントにしかならない)

とするともし、今回の話通りに

①10日後に桁が増える

②他者に譲渡すると1に戻る

 

が成立すると、30日後に他人に渡ったコインは

 

・1000単位が1枚(1日目に入手したコインをコベントバがガチホした場合)

・100単位が3枚(10日目にコインを受け取ったセンリツ、テンフトリがガチホした場合)

・10単位が少なくとも1枚,最大で16枚(11日目に入手したクラピカがガチホ、20日までに生成したコインをチョウライが全て配っていた場合16枚)

 

となり(たぶん・・・)

どれだけコインを譲渡しても、1000単位には届かなくなる。

②のルールが真ならそもそも100単位をトレードで集めることすら難しくなる。

ともすれば、継承戦のスケールで能力のバランスを考えれば

 

①10日でコインは増えるが桁は100で打ち止め

(もしくは桁は増え続けるが、イベントトリガーとしては単位は10で十分

②他者に譲渡すると桁が1つ減る

 

くらいが、トレードとガチホのバランスが通っている気がする。

したがって、「20日後に100となったコイン」を「誰かに譲渡したとき」その単位は1になるかを確かめたい。

と言っても4巻かけて10日経過なので、42巻にならないとその検証結果すらわからない。

ので、今考えてもしょうがない感はすごい。

 

ルール②は「殺してコインを奪う行為の抑制」と、「コインの経過をわかりやすくするため」に存在していると思われる。

前者は言わずもがな、例えば100コインで大天使の息吹が使えるとして、それを手に入れるために10のコインを持ってる10人から奪ったほうが早い。となると

それは「爪と牙しか持たない獣は遠からず滅びるホイな」の思想に反する

したがって、「奪う/トレードする」の流通にナーフがかかっている。

また、コインの成長(桁の左シフト)がコインの「作成日時」参照だと、読者目線、「どの時点で生まれたコインがどのキャラにわたっているか」を考慮する必要がある(そんな漫画終わりだろ)

ここで、コインを譲渡したタイミング「更新日時」を基準点に10日後に桁の左シフトが起きるとしたほうが、(作者もキャラも読者も)いつ桁の左シフトが起きるかの予測が立てやすい。

ともすれば、わざわざ

②譲渡時、コインの単位がN→1となる

という法則になるだろうか?

譲渡したタイミングにピリオドを打つための変化、であるなら「N→N/10」で十分だ。

でなければ「流通」の価値があまりにも低い

・10日間で10Nになるコイン

・N単位のコインを10枚譲渡すると合計N単位が相手に渡るコイン

とするほうが(これでも流通の価値が低いが)バランスされているように見える。

と言っても4巻かけて10日経過なので、42巻にならないとその検証結果すらわからない。

ので、今考えてもしょうがない感はすごい。

 

また、桁の右シフトが起きたのは、チョウライ⇔クラピカのトレードしか確認されておらず。ここで硬貨の柄の変化が確認される。

親(通貨発行元)からの譲渡にのみ「10→1」になる可能性があり、子同士の取引では桁の右シフトが発生しない可能性もある。

その辺りも検証していただきたいのだが・・・

 

12日目に10になるコインは誰の手にあるのか

先ほどサラッと言ったが

・「更新日時」参照で10日後に桁の左シフトが起きる

というのはあくまで推測である。

・生成されて10日経ってないコインは譲渡してもカウントがリセットされない

と併用して成り立つ部分もあるが、

つまり何が言いたいのかと言うと、

センリツに渡ったコインが明日(12日目)に10になる可能性はあるか

ということである。

「更新日時」参照であるならば、センリツのコインは20日後に10になることになる。

というより、受け取ったキャラのコインはただちに10にならないので、現段階で考慮する必要のないどうでもいい情報ということになる。

ただ、生成されてすぐの1のコインを10日以内に誰かに譲渡した場合、日数カウント自体がリセットされないとき

出航1日目に生成されたコインはコベントバが拾う

出航2日目に生成されたコインはチョウライが確認し、404話でクラピカに譲渡することで1になったことを確認。

その他のコインは生成日時を記録していないので、3日目に生成されたコインは

①チョウライが保有

②テンフトリが保有

③センリツが保有

のいずれかである、クラピカが所有するコインは今回の話で「今日現れた1枚を再び君に渡し」から、10になるのは21日目で確定している。

なので①,②の場合は12日目時点でコイン数えおじさんが気づくか、自分のコインが10になった事に気づいたテンフトリが報告すると思われるので、12日目に1003号室の場面転換さえやってくれれば問題はないのだが

問題は「決行は木曜の夜!」と言っているカチョウ陣営がなんかやらかす12日目(木)のタイミングにセンリツのコインが10になる可能性がある

ということが懸案事項である。

 

クラピカのコインが21日目に10になること

何話になるかわかりませんが、21日目(金)にクラピカのコインが10になるということだけ覚えておこうかなと思います。

 

なんかいきなり「1003号室で同居する」みたいな話になったけど、そんな話チョウライとはやってない気が、行間を読めということか

ツベッパも部下に「同居してもいいくらい」と言ってただけで、クラピカと交渉する旨は描かれてない気がするが

まぁ念講習の生徒がいなければ1014号室は少人数なので床に臓物撒き散らしてる1004号室以外どこへなりとも同居はできそうだ

 

・・・

 

場面は代わり、回復体位で運び込まれる危篤状態のハルケンブルグ

6p目下の担架のガラガラガラガラガラガラは2年前の10月に匂わせていたこのツイートだろう

Twitterの匂わせゴマパズルもできる知育漫画、ハンターハンター

 

  

No.404「思惑」

・・・誰?

個人的には403話で出るかなと思っていたレオリオ(本人か?)が2コマだけ映る。

医療に携わるならヒゲ剃れと言われたのだろうか

4人主人公のはずだが、2人は10年登場せず1人はモブ同然の背景と化している

どういうこと?

 

ハルケンブルグの死亡は前回の話で予測できたが、能力の解釈のほうが大幅に変わってきた。

まず、前回の考察で、「人格の乗っ取り」と定義した。

「人格の入れ替わりではない」ということを強調するためだったが、そのまま直球でチャリオッツ・レクイエムだったらしい。

能力の概要はこうだ

攻撃者と被弾者の人格が入れ替わり、攻撃者側の肉体はドサッと倒れ、昏睡状態となる。(生化学上は睡眠と同じ)

このとき、入れ替わった人格は同じ時間に共存せず、どちらかが起きている時、どちらかは睡眠状態に入る。

下図のようなレイヤー構造で考えるとわかりやすいのではないだろうか。

まず、2体とも存命のとき

ハルケンブルグが攻撃側でバルサミルコが被弾側だとすると

「覚醒の優先順位」は攻撃側(ハルケンブルグ)優位となる、つまりハルケンブルグ(肉体バルサ)が睡眠状態になっているときのみ、バルサミルコ(肉体ハルケン)が目を覚ますというシステムだ。

人間の睡眠時間は8時間とすると、覚醒の優先順位が高い側が一日の2/3を支配でき、低い側が残りの1/3が渡される形となる。

そしてどちらかの肉体が死んだ時、死んだ肉体にいた人格はもう一方の肉体に戻る。

このとき「覚醒の優勢順位」は肉体と人格が一致している側となる。

つまり端から見れば夢遊病のキチガイ、心と身体が一致している側(LGBTの言い方)にとっては普通の生活、心と身体が一致していない側の人格にとっては親人格が寝ている時にのみ活動できる。

といったことだろうか

 

これだけのことをなぜここまでわかりにくく書けるのか、文章能力が低いのか、ハルケンを頭良く書こうとしてわざとごちゃまぜにしているのか。

 

(ここで僕自身が兵隊長と人格転換する事は低確率だが想定内の事象だった…)

予め第1王子私設兵によって検証も済んでいる…!!)

先に発動側の肉体が死んでしまった場合…)

 

ここは前回の考察で述べた通り、ビクトの肉体に取り憑いたのと同時に休眠状態に陥った第9王子私設兵の肉体(中身ビクト)を殺す実験をあらかじめしていたと

個人的に、ここは自分の私設兵を殺すところをネットリ描いてハルケンのガンギマリ度を描写するかと思ったが、サラッと一文で流していたなというのが印象的でした

 

そして前ページの

「他王子の人格が元の肉体に戻る可能性のある工程を先に検証する道理はない」

というのはまさに上記の第1王子私設兵ビクトによる検証のことを指しているのが文章のややこしさに拍車をかけている。

つまり、

発動側の人格が死んでしまった場合の検証というのは

他王子に攻撃が命中し臣下と人格転移した場合、臣下の肉体を先に殺す(発動側の人格が死んでしまった場合に該当する)のは他王子の肉体に他王子の人格が戻るということになる。

したがって「他王子の人格が元の肉体に戻る可能性のある工程」になるわけだが

それを「先に」検証する「道理はない」ということで、検証自体の必要性の是非については判断していない。(そこをごっちゃにすると読みづらくなる)

つまり、「だからシカクの拳銃自殺実験を先にしたよ」という弁明に過ぎない。

シカクの拳銃自殺実験というのが

「故に先ず試すべきは①射抜かれた側の肉体が死んだ場合!!」に該当する。

 

能力仕様をまとめると以下である。

 

念獣の能力

・攻撃時に相手を気絶させ、左手の甲に羽の刻印を与える。

・相手は数十分ほどで目覚めるが、眠っていたことを自分や周りが疑問に思わなくなる(記憶補正)

・ハルケンを思想的に支持しない者は羽の刻印が数刻ほどで消え、指示するものは残り続ける。

・羽の刻印を持つものが集まり、意思を統一する(黙祷など)とオーラの総量が跳ね上がる(数々の鳴動)

 

ハルケンの能力

・オーラで自分とジョイントした臣下を守り、束ねられたオーラの弓矢を放つ

・放った矢は壁を抜ける

・ジョイントした臣下からランダムで一人(術者本体も含む)の人格(発動側とする)と、当たった対象の人格(被弾側とする)を入れ替える

・発動側の肉体は眠りと同じ状態になる。

・発動側人格の意識を失う(入眠/気絶など)と、被弾側の人格が覚醒する。

・どちらかの肉体が死ぬと、もう一方の肉体に、2つの人格が共存する。

 

と言った感じだろうか。(太字部分が今回の話で確定した要素)

まぁ、この能力仕様がある(追加した?)メタ的な理由は、

①壁越しに信者を狙撃して、気絶した臣下を下層に下ろす

②下から支持者を護衛に格上げして①を行う

のループだけしとけば、将棋の駒を無限獲得できてしまうので

・発動側が入眠中、敵の人格が目を覚ます。

という仕様によって、駒の管理コストをスケールしつつ(寝ている時に敵人格のある肉体を縛っていれば無力化できるが、数が増えると管理が大変)

・発動側からランダムで一人

という仕様によって、能力を乱射しづらくしている。

ハルケンの念の制約がベンジャミンのように「王立軍学校卒の自分の私設兵限定」だったら弾が15発(自分含め)に限定されたが、第二層の中立のはずだった司法省職員から国民のレベルまでハルケンの狂信者が多いという設定が、能力に縛りをデザインせざるを得ない形になったと。

 

正直、個人的に気になるのは、ハルケンの能力仕様より壺虫卵の儀そのものの制約についてである。

「継承戦において「死」の定義が明確にされていない以上、肉体・人格両方の死を以て必要十分条件とみなすのが妥当である!!

とあるが、これも情報不足の原則で、彼は念能力についての情報を知らない。

つまりハルケンのこの認識では、36巻373話においてカミーラが自分の死をもってして発動した死後強まる念による蘇生を行ったことに説明がつかない。

「肉体・人格両方の死を以て必要十分条件」ならば、カミーラはムッセに撃たれた時点で脱落となるはずだ

したがって、継承戦における脱落とは(作者がちゃんと綿密に定義しているという信頼において)

「念の消失」が最も近い脱落の条件ではないだろうか

したがって、

カミーラが死後強まる念を発動させている間は脱落とならないし、蘇生によって念の供給が再び活性化する。

ハルケンブルグにおいても、肉体が死んでも念能力が発動したままなので脱落しない。

またカチョウにおいても

コミックス38巻:No.400「秘匿」

「私はもう継承戦は脱落決定」

「フウちんのオーラをエネルギーにして姿を保っているなら彼女の負担は相当よね」

と"念獣"が脱落決定フウゲツのオーラをエネルギーにしていると言及するのは、カチョウとしての推察の延長線にあるものだろうか

ここでは「この念獣はカチョウの死後強まる念ではない」ということを示唆させることで、カチョウは脱落としている。

 

また、絶が使えるカミーラ、ツェリードニヒ両名においても、絶中に壺虫卵の儀由来ではないほうの念獣が何らかの能力を与えている。

 

つまり、壺虫卵の儀というものは各王子のオーラを糧として作動しており、念の供給が途絶える(≒死)によって脱落と定義している。

そして念の供給が途絶える(≒絶)において、何らかの能力をもたらす念獣がツェリとカミィについている、

つまるところ普段は彼らのオーラを貯蔵していて、絶状態のときに念獣が念を供給(能力発動)している。という構造だ。

 

そして、王位継承戦はマダミスに似ている。(なんだお前)

プレイヤーの目的が所属に一致しないこと(プレイヤー固有の勝利条件を持つ)や、10日ごとの晩餐会や念講習の密談システム。

そしてプレイヤーの暗殺と裁判システム。

グリードアイランドがビデオゲームをベースに作られたとしたら、王位継承戦はTRPGをベースに作られている。

したがって、マダミスには裏のエンディングが往々にして存在する。

例えば、各々違う勝利条件を持つプレイヤーが、一致団結して何か不合理なアクションを行うことで、裏のエンディングに到達する。というものだ。

 

王位継承戦における裏のエンディング、これこそがクラピカの言う「継承戦の結果をも左右する念に関する情報」だと思われる

 

No.403「成果」

チョウライは「勝ち抜くためには」と解釈しているが、

クラピカは「継承戦の結果をも左右する念に関する情報」としか言っていない、「勝敗を左右する」情報ではないのだ。

 

つまり、「継承戦を強制終了させる念の情報」これこそが裏エンディングである。

 

ここからは妄想となるが、その条件は

・全ての王子が同じ時間で絶をする

と予想される。

まず最初に、王子の死では脱落にならないことがカミーラの一時的な死亡によって確認される。

そして他の王子を殺してフウゲツを王子にしたいカチョウ(の念獣)は「カチョウの死後強まる念」ではなくフウゲツのオーラを糧に活動していると示唆する。

つまりカチョウの死後強まる念で念獣が動いていた場合、カチョウが脱落にならず、フウゲツが「ただ一人の王となる」という真エンディングに到達できないということになる。

 

したがって、王子全員のオーラが失活することで、全員脱落判定となり、誰も死なせることなく壺虫卵の儀を終わらせることができるのだ。

 

マダミスが考えそうな裏エンディングであり、生き残った王子全員が四大行の絶まで習得し、一致団結して絶を唱えるという難易度の高さまでマダミスっぽい。

 

そしてそれを裏付けるのが、王位継承戦で後付されたクラピカの奪う人差し指の鎖スチールチェーンと、今回の連載で唐突に生えてきた透明言葉ゲッコウジョウレイである。

この時点でクラピカは強制絶を相手に食らわせる手段を2つ持ちうるということだ。

 

つまり、王位継承戦の裏エンディングに協力しない王子2人までなら無理やり絶にして条件を達成しうる手段をもっているということ

またワブルは出航前に一瞬オーラを出しただけで、それ以外はずっと失活(=絶)状態にあり念獣も見えず、条件を満たしている。

これが今後の王位継承戦終盤のクラピカの立ち回りに影響するだろう。

 

 

・・・

 

場面は念トレするツェリードニヒへ

なんか色々喋ってるけど、会話ではなくぜんぶ独り言なのが変なやつすぎる

ネットで感想を見ていると、ツェリードニヒは「絶の練習をしている」と読解されているが、ツェリが未来視の能力を発動している以上「絶」そのものは既に習得している。

「四大行の応用」(37話386話)と言っているので、ツェリの修行は「絶の速さ」を競うものとなる。

 

絶の速さについて、ハンタ本編ではほとんど言及がない

 コミックス6巻:No.050「ゼツ」

コミックス6巻:No.052「カストロ」

ゴンとキルアも念習得直後に「絶を使える」状態ではあるが、その速さについては1コマかけてスッってやる程度なので実時間は不明。

 

 コミックス13巻:No.124「9月7日①-9月10日①」

また、拳に"凝"をかけた状態で全身の精孔を閉じる"絶"をするシーンでは、時間がかかっているような描写が見られる。

このようにイボクリ(33巻346話)や絶なども含むオーラの攻防力移動の所作をマルチタスクかつ瞬間的にやるというのは相当難易度が高く、グリードアイランド編でゴンキルがビスケの指導の元、4ヶ月ほどかけてやっていた修行に相当する。

 

また、グリードアイランドの岩石地帯に生息するバブルホース

コミックス15巻:No.141「もうマサドラ行ったから次から別の感じのタイトルでいいや」

  コミックス15巻:No.141「もうマサドラ行ったから次から別の感じのタイトルでいいや」

 コミックス14巻  :No.136「いざマサドラへ ! ②

白いシャボンは念に振れると爆発、赤いシャボンは絶で振れると爆発

つまりシャボンを避けながら、どうしてもあたる白いシャボンを"纏"で弾き、赤いシャボンを"絶"で弾かなければいけない。(ちなみに15巻141話30pで赤いシャボンを絶で弾いているのは作画ミスと思われる)

この"絶"と"纏"を素早く切り替えないと近づけないバブルホース攻略をビスケは1ヶ月と目算、具体的にどれくらいかかったかは書かれていないが、ゴンがキルアより2週間遅れで捕まえたと言っていることから、ゴンは1ヶ月±2周間で攻略したことになる。

 

つまりツェリードニヒはこれに近いことを修行でやろうとしているわけだ。

ゲームしてランニングして人と会話しながら、瞬発的に絶に至る。

戦闘しながら絶って能力発動に至る。ということを想定した実践的な修行である。

 

お前、ネテロじゃなくて桜井の息子か?

 

No.404「思惑」

いややっぱネテロだわ

 コミックス27巻:表紙

「心」がないネテロじゃん

心が大事

 

No.404「思惑」

「オレと…一体何をする!?」と身の危険を感じるサルコフ

「肩パンごっこしようや!」とか言いながらこっちが気の使ったパンチをしていることを意にも介さず本気のパンチかましてくる系のダルい先輩タイプだったらサルコフの命が持たない!

 

・・・

 

そして変わるクラピカの場面

「木曜の午前9時から第2回の講習会を行う」

「第1王子私設兵は変わらず君とヒュリコフが参加するという事でよろしいか?」

『ああ』じゃないんよ

なんで最初から念知ってる奴らが第1回第2回で見学し続けるんだ

OBのたまり場みたいになるだろそんなことしてたら

どうすんねん第5回念講習あたりで、もはや新規受講者も来ず全員念能力使える奴らが内輪ノリで駄弁ってるだけの回になったら

新規が体験入部しづらい雰囲気になるど

 

という煮詰まった社会人サークルの雰囲気とは裏腹に、クラピカ側には脅威が2つ現れます。

・まず既存の11人いる! サイレントマジョリティーの犯人探し

・そして第2王子カミーラ私設兵からは兵隊長、つまり対ワブルの呪詛担当ジュタンが来る

コミックス37巻:No.389「呪詛」

詛贄者ソエモノとは違いつじつま合わせに生まれた僕等ヨモツヘグイは「呪いの決行日携帯していた物を燃やしその灰を煎じて飲み干した後小刃で自刃すると呪念が発動する」という条件があるので、相手のほうが条件達成が難しいか

 

いずれにせよ、クラピカのタスクがまた増えた形となる。

毎話更新のToDoである。

 

・・・

 

そして旅団パートに戻る

 

コミックス38巻:No.400「秘匿」

 

38巻400話で匂わせられていた「緊急放送です」「大変悲しく残念なお知らせです」

がハルケンブルグの死亡だったということがわかる。

これによってヒンリギが生牡蠣🦪食ってたのが12日目(木)午前の出来事だということがわかった。

 

これにより、

・幻影旅団によってツェリードニヒ配下のヤクザ(エイ=イ一家)がやられる

・カチョウ陣営によってルズールスが死ぬことで、ケツ持ちのシャア=ア一家がやばい

となり

No.404「思惑」

前フリも前フリな均衡の崩壊を示唆させる展開可能性が2つも存在する状況となった。

 

 

次回予告

 

405話の16p。。。モレナ?

 

冨樫の匂わせツイートから、モレナの顔らしき下書きが見える。

つまり、ガッツリ旅団編をやることが確定ということだ

 

あのー・・・幻影旅団さん。

クラピカ追憶編のB面(おそらくシーラ視点)やらないんだったら帰ってもらっていいすか?

個人的には王位継承戦のほうが楽しいので(そりゃ毎話1万文字書くくらいだからなぁ?)

 

ノブナガが過去に浸り始めてくれることを祈るばかりだ。