はなくそモグモグ

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ハンタの王位継承戦を考察(405話)

さて、始まりました405話。

405といえばゴンのハンター4次試験時のプレートナンバー

だからといって1コマすら出てこないことはわかっていました、38巻の表紙と単行本の登場人物紹介ページにいる謎の少年は一体誰なんだ?

 

いきなり変な服着て変なゲームやってる変な男が映り笑いましたが

スリーセブンの台放置という特大のイキリで登場する男ヒソカ

異種間戦闘アニマルプレイにも集団戦闘パーティプレイにも興奮しない…いや

出来ない…◆)

(一人の人間と一対一でし合いたい人間ヒトなのだ◆)

と、キメラアント討伐不参加の言い訳みたいな独白(集団戦闘パーティプレイに興奮しないってレイザーとのドッジボールでギンギンだっただろ)の燻製ニシンの激臭の裏で

重要なポイントが4つ示唆されています。

 

①スクウェアエニックスみたいな名前の聞いたこともないゲームの見たこともない手役

②「儀式の力で生まれた念獣のサポートで発現した集団行動ジョイント型の能力」だと知る手段

③(集団戦闘パーティプレイに興奮できない)(一対一で壊し合いたい)が指す具体的な戦闘

④何故ヒソカは第一層のVIPエリアにいるのか

 

No.405芝居

①、キメラアント編にてメルエムとコムギがプレイしていた軍儀という架空のボードゲームのその棋譜は今後の展開を示唆するものになっていた。

代表的なのはスイ(王将)を孤立させる孤狐狸固だ。

詳細は割愛するが、この漫画で架空のゲームの架空の盤面が出てきた時は今後の展開を示唆させているという前科がある。

とはいえ♠A×2, ❤️3×2, ◆3, ♠3, ♣3の並びが何を意味するのかは正直わからない。

ただ、わざわざ同じスートのカードを重複させるオリジナルルールを追加するのは何か意味があるようにも見える。

手役がテキトーでいいなら、それこそ34567(→37564)のストレートにでもしておけばファンは簡単に湧くからだ。

 

②についても、これは王位継承戦という章が綿密なつじつま合わせで作られているという信頼において成り立つ仮説だが、

コミックス37巻:No.386仮説

No.402手紙

そもそも、各王子の護衛についているハンター協会員ですら「どんな能力にしろ」「第9王子ハルケンブルグか守護霊獣のもの」とハルケンブルグの鳴動の解明には至っていない。

「儀式の力で生まれた念獣のサポートで発現した集団行動ジョイント型の能力」だと知れるのは、命を賭してそれを検証した第1王子ベンジャミン陣営、第9王子ハルケンブルグ陣営、そして司法省とのコネクションがある、もしくは司法省or王子居住区にヒソカ自身が行き来する手段を持っているか

である。(ご都合主義で、感度ビンビンだから鳴動感じただけで全部理解った。とか言い出す可能性もままある)

 

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顔に関しては、鼻と唇がなくなってますから、顔の凹凸の表現は自由になったということで

ヒソカ以外の顔」でも再現できるんですよね。多分

(中略)

「足」がなくなってることで身長も操れると思うんですよね。

 

推しすぎかもしれませんが、これでヒソカは「他人になりきる」ことが可能になったんじゃないかと僕は思っていて。

すでにブラックホエール号に乗っている主要人物に成り代わってる可能性が浮上したと考えています。

ハンタの王位継承戦を解説① ~継承戦が始まるまでの成り行き - はなくそモグモグ

僕はもとよりヒソカの顔面がえぐれていることから、バンジーガムで顔自体を変えられると思っているので、司法省職員や王子の護衛に成りすまして継承戦に干渉できる立場にあると考えている。

が、まず第一層にいて王立軍が動いていないというのはV2のIDチケット(全階層フリーパス)を持っているからだろう(発行権は作中で明言されていないが、おそらく王族クラスでないと与えることのできないアイテムだと考えられる)

なので、王子とのコネクションがあるのはほぼ間違いないと見てよいのではないか

 

③(集団戦闘パーティプレイに興奮できない)(一対一で壊し合いたい)が指す具体的な戦闘

34巻におけるクロロvsヒソカで「共闘説」なるものが考察されている。

正直、ヒソカが負けたという事実は変わらないので個人的にはどっちでもいいのだが、そういうネットの反応を見てミスリードとしてなのか、回収する予定なのかはわからないが、今回の話でそれを示唆する内容のモノローグとなっている。

共闘説の考察はあまりやる気はなく、やるなら別記事立てるのでここでは詳しく触れないが

 

コミックス34巻:No.353冷徹

シャルナークのアンテナが試合中に消えていたり(マチの介在を示唆)

 

コミックス34巻:No.355爆破

神の左手悪魔の右手ギャラリーフェイク番いの破壊者サンアンドムーン人間の証明オーダースタンプのコンボで生成が30体ほどと予想されていた人形が200人いた事(コルトピの代行を示唆)

 

 

コミックス34巻:No.354頭部

転校生コンバートハンズ携帯する他人の運命ブラックボイスで生成されたクロロの偽物を、神の左手悪魔の右手ギャラリーフェイクで生成された生首で殺すシーン。

つまり能力が3つ併用されている。(つまり、シャルナークかコルトピが介入している)

 

コミックス34巻:No.354頭部

これを、クロロの最初の説明で「能力者の死後にも本に残る能力がある」

というのを、「番いの破壊者サンアンドムーンで刻印された人形は死後強まる念で本を閉じても消えない」とヒソカは解釈した。

 

長くなるので簡略的に説明するが、そもそも最初のクロロの説明では不可解な点が2つある。

コミックス34巻:No.351死闘

ひとつは、栞のテーマダブルフェイスによる「おかげで厄介な制約は増えた」の制約についての解説がないこと。

その制約について考えると、その下のフキダシが不自然である。

「能力発動時の体術向上の効果は甚だ大きい」

つまり、両手が使えることで肉弾戦が強くなった。と"思わせたい"のだろう。

しかしそれならばなぜ、「能力発動時、両手が自由に使えることの効果は甚だ大きい」と表現しなかったのか?

そうして試合を見ると

 

コミックス34巻:No.351死闘

コミックス34巻:No.351死闘

コミックス34巻:No.353冷徹

 

コミックス34巻:No.353冷徹

 

実はクロロは、この試合で一回もヒソカを「手で殴って」いない

全て蹴りで攻撃を入れているのだ。

極めつけはこのシーン

 

コミックス34巻:No.353冷徹

これをヒソカは

(確実に…左脇腹を破壊に来ていた!!

(そこから…!! 攻撃を修正出来るのか…!!

そして(素晴らしい…❤️)の変なポーズのシーンに繋がる。

この全裸勃起コマで意識がミスディレクションされるが、クロロは殴るモーションからヒソカのガードを見て蹴りに修正した(とヒソカは解釈する)ように見えるが実際は

最初から殴るつもりのない、蹴りに移行するまでセットプレイではないだろうか

つまり「両手を自由に使える」という説明をすればそれは偽となる。

そう、栞のテーマダブルフェイスの制約で殴れないのだ!

 

すると(栞のテーマダブルフェイスによって両手が空いたことによる)「体術向上の」というぼかした表現にも筋が通る。

しかし、これもおかしい。

手で殴れないことを制約にしたとしても、「(栞のテーマダブルフェイスによって)能力発動時でも両手が自由に使えることの効果は甚だ大きい」と殴打を警戒させるブラフを張ったほうが効果的である。

 

つまり、栞のテーマダブルフェイスの制約その2

「真実しか語れない」("言わない"は可能)

ということではないだろうか。

コミックス34巻:No.355爆破

嘘はついていないな…◆

そう、嘘がつけないとしたら、クロロの説明において不可解なもう一つの点が浮かび上がる。

コミックス34巻:No.352厄介

 

コミックス34巻:No.352厄介

ヒソカ(死によって より強まる念…!!

クロロ「理解したようだな」

 

クロロ「もう察しているだろう? オレが何を言いたいのかを」

ヒソカ「…ああ♠ "番いの破壊者サンアンドムーン"は」「一度刻印されたら消せない…!

 

そう、クロロは何も説明していないのである。

勝手にヒソカが「死後強まる念」「番いの破壊者サンアンドムーンは一度刻印されたら消せない」「刻印された人形が消せない」という星座を描いているだけだ。

「理解したようだな」とか「もう察しているだろう?」とかフワフワしたワードを使い、ヒソカに結論を誘導させている。

これは栞のテーマダブルフェイスの制約で「嘘がつけない」ことと、

 コミックス12巻:No.1069月4日⑤

ヨークシン編で「言わないんじゃなく言えない♠」でクロロに全てを察させ、ヒソカの思い通りに旅団をヨークシンに留まらせたことへの意趣返しである。

 

 コミックス30巻:No.312◆覚悟

 

なぜ「嘘がつけない」という制約を背負ってこんな回りくどいことをしたのかといえば

転校生コンバートハンズ携帯する他人の運命ブラックボイス神の左手悪魔の右手ギャラリーフェイクの手役を見せても、ヒソカがそれは栞のテーマダブルフェイスの能力の範疇(つまり番いの破壊者サンアンドムーンの延長)にあると好意的な解釈をしてくれるからである。

 

コミックス09巻:No.078◆9月1日⑦

 

コミックス34巻:No.351死闘

最初から旅団複数人によるリンチ=フルボッコだとしたら、ヒソカは降りることが明白だ♠

集団戦闘パーティプレイでは興奮できないとかなんとか言ってるからだ。

だからこそクロロは絶対に降りられない状況を作った

と考えることができる。

No.405芝居

ともすると「かわりに絶対に降りられないから」というSQXのルールも意味深に見えてくる。

 

そしてヒソカの死後、天空闘技場近くの某所で

シャルナークとコルトピ、マチがヒソカの死体を眺めている。

コミックス34巻:No.357残念②

クロロが能力を借りているだけなら、わざわざシャルナークとコルトピは現地に来る必要がない。

勝負が終わったらすぐ能力を返してもらう為に待機していたとしても、シャルナークの携帯はこの時点で返してもらっていないので筋が通らない

コミックス34巻:No.357残念②

そして「戦う相手場所はちゃんと選ぶことだね」というマチのセリフに何かを察するヒソカの描写がある。

 

このことから、マチ、コルトピ、シャルナークが天空闘技場の群衆に紛れて工作をしていたと考えられる。

これが僕の解釈による共闘説だが、もちろん逆も成り立つ用に見える。

番いの破壊者サンアンドムーンによる刻印によって本を閉じても人形は消えないが真」だとすれば3つの能力のコンボも成り立つし、200体の人形も予め用意することができる。

不思議で便利な大風呂敷ファンファンクロスにでも入れておけば、盗賊の極意スキルハンターのページをめくるだけで人形を大量召喚できる。(風呂敷に人形を入れる→本を閉じる→風呂敷の中身が消えないが前提ではあるが)

 

なので、どっちとも取れるとは思うが

一対一でし合いたい人間ヒトなのだ◆

とか言われると共闘にブチギレているようにも見える。

 

④何故ヒソカは第一層のVIPエリアにいるのか

③はヒソカがクロロと出会った後に焦点となる話である。

それよりも、こちらのほうが渡航に絡む重要なファクターだと考える。

 

コミックス36巻:No.380◆警報

まず思い出されるのが、イルミやカルトもV2ベリィビップのIDチケットを持っているということだ。

これを持っていると、1層(王族とV5の政財界の要人)2層(各界の著名人・富裕層)のエリアに行くことができる(3層以下の一般人エリアは抽選で乗船券が得られる)

なので当初はゾルディック家が普通に富裕層だからV2のIDチケットを持っていたのだろうと思っていたが、ヒソカも第一層のIDチケットを持っているなら話が変わってくる。

つまり、イルミ、ヒソカはグルで既に王子と接触しV2のIDチケットを受け取り、ヒソカは待ち状態、イルミは下層で何らかの仕事をしている。

と取れる

コミックス16巻:No.159◆恋愛都市アイアイ

クロロの除念のときも、カルトに捜索を、旅団に交渉を任せて自分は恋愛都市アイアイや魔法都市マサドラでゲームのイベントを消化し暇を潰していた。

カジノで一人よがりマスベ(念能力みたいに言うなよ)している今回も、既に仕事を外注していて待ちの状態だからといえる。

 

まず、状況を整理しよう。

旅団の目的は

優先度①:ヒソカの殺害

優先度②:王子たちのお宝を奪う

である。

したがって、それを知っているとするならば王子およびマフィア側の最善策は

最善策:ヒソカの身柄を隠すこと

次善策:旅団とヒソカ(またはエイ=イ一家)が共倒れすること

である

旅団がヒソカを見つけない限り、王子やマフィアの安寧は保証される。

したがってヒソカをずっと隠し続ければ良い

という寸法だ。

だからノブナガ達が5層でウロウロしている間にオウ(シャ=ア一家若頭)がとヒンリギ(シュウ=ウ一家若頭)が手を組んで3層4層を洗って(表向きはヒソカを見つけたら報告しますからという体)先に見つけたほうが第一層に保護するという同盟だ

 

だから王子側もマフィア側も、自分の身を守るための対旅団兵器としてヒソカを抱えている必要がある。

対して、ヒソカは一生お預けをされる筋合いもないので、旅団員もしくはクロロとタイマンになる状況下では戦いたいと思っているはずである。

その調整を誰かがしている(個人的には同じ権限のIDを持ったイルミとカルトがそうなのではないか)という状況が予想される。

 

ともすれば②で語った「儀式の力で生まれた念獣のサポートで発現した集団行動型の能力」と知れる状況も含めると、IDを発行した王子はあらかた絞れるような気がする。

具体的には、

王子側が念能力を知る、第1王子ベンジャミン第2王子カミーラ

マフィアのケツモチで事情を知る、第4王子ツェリードニヒ第3王子チョウライ第7王子ルズールス

顔採用してそうな第6王子タイソン

 

まず、ヒソカがオーラの鳴動について知るには

①王子から聞く(王子が詳細を把握している必要がある)

②自分で調べる(つまり護衛の一人として潜入できる)

のいずれかを満たす必要がある。

第1王子ベンジャミンは②を満たさない(殺して成り代わると星を継ぐものでバレる上、護衛の顔は作中全て割れているため)が、①を満たす(実際に交戦中のため)。

第2王子カミーラも②を満たさない(護衛の顔が割れているかつ、殺すと呪念が発動するため)が、守護霊獣の操作系能力経由で司法省職員から情報を得ている可能性がある。

しかし両王子のプロファイリング的にヒソカに「依頼」をするようには見えない。

38巻394話で名もなき第4王子ツェリードニヒ私設兵(学友)が「マフィア退治は第一王子にとっても好都合」とあるため、ヒソカとは手を組まないだろう

 

また、マフィアのケツモチの3王子は①を満たさない。(いずれも念能力について知らない上、そのコンサルであるクラピカ陣営のハンターですらジョイント型の鳴動であることにたどり着いていないため)

 

そして第7王子ルズールスの護衛は顔がすべて割れているので、ヒソカが第7王子ルズールス経由で鳴動の詳細を知ることはできない。

とはいえ、ハンター協会員として雇われた目の下に涙メイクみたいな線の入った名前のない男は護衛に存在する。

一言も喋らず空気すぎて怪しいが

コミックス37巻:No.383◆脱出

晩餐会でバショウとラップバトルしている奴と同一人物?

だとしたらヒソカではなさそうだ。

 

またツェリードニヒは、準協会員で乗船枠を増やし36巻374話の表では私設兵が15名とある(+従者5名)そのうち6名をモレナ討伐のため下層に派遣し、ボークセンとギッパーを配置換えしたり、エイ=イ側の執事を呼び出して殺害したり(37巻384話)と

継承戦に参加している人間とは一切接触しないわりに、身内を居住区に呼んだり追い出したりはカジュアルに行っている。

なのでヒソカを呼び出したりして、その時に鳴動の詳細を確認はできそうだが

まず王子側のヒソカの認知としては天空闘技場のフロアマスターという肩書である。

38巻392話でオウが(天空闘技場の動画を見る限りだと…)と独白したことから、動画自体はオープンである。

ともすれば、天空闘技場の試合を見たツェリードニヒがその試合で起こる超能力について興味を持たないわけがないし、ツェリードニヒの個としての念の才を見てヒソカ側も興味を持たないわけがないので成り立たない。

 

またチョウライはコインにしか興味がなく、鳴動に関して何も知らなさそうだし、用もなくヒソカを居住区内に招待するわけもない(そもそも居住区内に来賓客を呼べなさそうだが)

 

コミックス38巻:No.400「秘匿」

第6王子タイソンの護衛に一人様子がおかしい奴がいるし

護衛になりすますとしたらコイツくらいだろう

どっちかっていうとこの風体はイルミっぽいが、彼らは3層に残ると言っていたので違うのだろう

 

いずれにせよヒソカがなぜIDを持っているのかの手がかりはまだ無いということだろうか

 

 

No.405芝居

そしてそれを覗くンドンゴ(ボノレノフのラストネーム)が変身する偽ヒソカ

ボノレノフの変身は36巻時点で示唆されていた

 

コミックス36巻  :No.377「画策」

 

結果論ではあるが、黒ジャージヒソカは3択であった

①本物のヒソカ

転校生コンバートハンズで化けたクロロ

③ボノレノフの変容

 

転校生コンバートハンズなら中身がクロロである必要がないのでは?と思うかもしれない

たしかに理論上はそうであるが

コミックス38巻:No.393◆懇願

映画を見るヒソカ?にヒンリギがIDチケットを渡す時、ヒソカが手を引っ込めるコマがある。

これが転校生コンバートハンズの手のひらのマークを見られないために咄嗟に引っ込めたのではないか

という見方ができたためだ

 

コミックス38巻:No.393◆懇願

だがリンチの体は全部知っているボディアンドソウルで白確が出たと思っていたのであんまり気にしていなかったのが正直なところだ。

それでも、本物のヒソカがこんなモブを気絶で済ませているのはプロファイリングに合わない(雑魚はきっちり殺すことでお馴染みなので)ということをもっと意識するべきだったかもしれない。

「The Thing(遊星からの物体X)」でヒントは出したということなのだろうか

 

コミックス38巻:No.393◆懇願

正体がボノレノフとすると、このシーンも笑えてくる。

 

ヒソカ「ボクと旅団どっちが勝つと思う?」

ヒンリギ「余裕でアンタだな、旅団は凝の癖付けも出来てない素人だ 相手にならない」

ボノレノフ「所詮反社の戯言 オレの心には響かない💢」ボンッ

ヒンリギ「!」

 

ヒソカ「推しは?」

ヒンリギ「ボノレノフ以外なら誰でもいい、あいつがいると旅団の統一感が損なわれる」

ボノレノフ「戦闘演武曲バトルカンタービレッッッッ ”木製”ジュピターッッッッ」ボンッ

ヒンリギ「!」

 

となるリスクを抱えていたわけだ。

そもそも推しボノレノフの幻影旅団ファン0人説が通説となっているが、どんな気持ちでこんな質問をしたのだろうか。謎は深まる

ポンズを殺したキメラアント(ギョガン)を殺したのがボノレノフなのでそっちの筋には感謝されているかもしれない。

ヒンリギさんの機転で箱推しと答えたため、ギリ当たり判定に入った形となる。

 

No.405芝居

コマとコマに挟まれるクロロさん

このコマの形、マンガ描いてる人なら共感の嵐なのではないだろうか

文章の頭(x軸)を揃えるという性質上、フキダシの形が円に近いほど文字のキャパが狭くなっていく(メモリのムダ使い❤️)

ギザギザのフキダシなどはまさに顕著である。

少年漫画ではあり得ないフォントサイズで喋るクロロ、おかげでフキダシの形がほぼ四角でないと文字が入らないという厄介な制約を背負った。

 

No.405芝居

ひろゆき!?

陰獣の梟を選んだのはファンサもあるだろうが

「自分より変身後の方が小さい程変身時間が短くなる様に感じている(本人談)」

から誰も覚えてないだろうが、梟の初登場の金庫のコマでは「梟と名乗る大柄の男だ」と紹介されている。

したがって変身時間の長い「身長190cm以上のヒソカ→大柄な男梟」というわけだ

それにしても、髪下ろしたヒソカにこれだけ長時間変身できるということは、ボノレノフとヒソカにそれだけ対面時間が存在したということ。

やはり、レペゼン流星街の地元ノリがキツい初期メンに外様であるボノレノフもヒソカも肩身が狭く、必然と二人の時間が増えたのではないだろうか。。。

 

そして、リンチの白確だと思われていたあのシーンも、リンチに変身したボノレノフだとわかった。

 

「撤回はしなくていい」「所詮獣の戯言 オレの心には響かない」とか言ってたボノレノフさんが心の中では

(ううん 実はヒソカに化けた偽物だよ)

キャラ違いすぎんか???

誰だお前

 

お前本当にボノレノフか?(疑心暗鬼)

「所詮獣の戯言 オレの心には響かない(ううん 実はめちゃくちゃ怒ってるよ)」

ってこと?

 

そもそもザクロとリンチはヒソカの顔を知らず

クロロ「身長190cm以上の忌まわしい雰囲気を纏っている男」

フィンクス「身長タッパが190以上あるヤツ」

としか伝わってないので、

「あんたヒソカ?」→能力「ううん違うよ」

だけだと(こいつもヒソカじゃないか・・・)と素通りになってしまうので

「ううん 実はヒソカに化けた偽物だよ」まで喋らせることで、ヒソカに変装した偽物ということまで気づくことができた。

「あんたヒソカ?」の質問への答え以上の情報を得ている。

「標的に質問してから殴る事で標的の心の声を聞く事が出来る」が能力なので嘘はついてないが、物語の円滑に進めるためとしても能力の気の利き方がすごい。

と、パクノダの能力も深層心理の情報まで把握できるという便利性能から退場を余儀なくされた。

「思考盗聴する能力者早めに死にがち」ハンターハンターあるあるといったところだろうか

 

No.405芝居

「ウチらを騙そうとしてやがんだ」ってヒソカの顔も知らないマフィアをどうやって変身&徘徊で騙せるんだよ

マフィア側がヒソカの写真を手に入れ、船内を千里眼のように探索する能力者ありきで成立するブラフである。

ノブナガさんも「初見のヒソカさんを獲物が信頼する前提の罠とか花畑過ぎるだろ」と言わんばかりの飛躍である。

 

その後のボノレノフの考察もめちゃくちゃである。

(団長がこの船で探してる「お宝」が「ヒソカを確実に殺るために必要な能力者ページ」だって事も…)

とあるが、そもそもの時系列を確認すると

 

①ヒソカ爆死

②シャルナークとコルトピ、マチがヒソカの遺体を確認

③シャルナークとコルトピは退出、マチが残りヒソカをエンバーミング中ヒソカが蘇生

④ヒソカがマチを拘束し「旅団全員に伝えてくれる………?」

⑤クロロ「王と王子が船内に持っていく相当大事なお宝をいただく」シャル「OK」

⑥or⑦マチによる旅団全員へのヒソカ生存と皆殺し宣言の連絡

⑥or⑦シャルナーク、コルトピ死亡とそれに旅団が気づく

⑧クロロガチギレ

 

である

ヒソカの蘇生を知らない時点でクロロは船に乗ってお宝を奪う意思表示をしているのだから、当初の指す「お宝」が「ヒソカを確実に殺るために必要な能力者」というのは筋が通らない。

船内で目的が変わったということを暗に描写しているだけなのだろうか

 

「仲間を失いたくない団長」が「確実に」ヒソカを殺す能力というのは、ゴンさん的な自分にとって特大のリスクを背負うものであることは明らかだ

そして「No.9を欠番にしてる時点でオレ達……わかってるよ」

No.9とはパクノダのことである。

 

 コミックス13巻:No.119◆9月4日⑱

11巻96話「オレはね 霊魂って信じてるんだ」「だから死んだそいつが一番やりたがってたことを してやろうと思ってね」理論で行くとクロロはパクの思いを継いで「(死ぬのは)私で終わりに…」を完遂したがっていた。

そしてこの意思はサラサを失った旅団結成当初のコンセプトにも合致する、「これ以上流星街の仲間を殺させない」という。

しかし、シリアル"勃"キラーにコルトピとシャルナークを奪われ、願いを果たせなかったことになる。

なのでクラピカに捕獲されたときも「頭(オレ)を潰していいから残すべきは蜘蛛」と自分の命を捧げることには無抵抗だったが、天空闘技場ではヒソカに「何も失わずに勝とう」としてしまった。

あの時、自分が負けて死ぬor刺し違えてでも確殺しておけば・・・という後悔なのだろう(そんなことしなくてもキメラアントみたいに頭を潰すことを徹底してればいいんですけれども)

 

・・・

 

No.405芝居

リスノースという誰だよみたいな上級国民が旅団らしき「何者か」に10年前に既に惨殺されていることがニュースでわかる。

38巻を読み返せば、

コミックス38巻:No.395◆結成①

 

コミックス38巻:No.396◆結成②

人身売買で流星街から子どもを攫っている賊の中に、特徴的なイボを持つ人物が描かれている。

「最後に一匹見つけたら…」「たっぷり遊んでいくか…くくく」

とあるのでサラサ殺害の実行犯であることは確定である。

 

したがって、幻影旅団としてサラサの復讐は10年前既に果たしていることになる。

「第一報の犯行声明が誤報だったって以上に訂正しまくってた事件」の犯行声明も『我々は何者も拒まない だから我々から何も奪うな』のことだろう

しかし、「上納分」と言っているのでリスノースの「その上」が存在することにもなり、それに旅団がたどり着いているかは不明である。

 

・・・

 

場面が代わり、ノブナガの動向につながる。

こいつらは寄り道しまくっているので何がしたいのかが分かりづらいが

まず

ヒソカ探索のために上層に行きたい、

が、5層の倉庫で武器を手に入れる道中で、ルイーニ―(モレナの手下)にケンカを売られたので5層のシャ=ア一家事務所でガン待ち、

コミックス36巻:No.380◆警報

その際、オウ(シャ=ア一家若頭)に事務所内の謎の扉の奥(直接明記されていないが、話しぶりから2層以上にもつながるシャ=ア一家の隠し通路らしい)に興味を持つ。(36巻380話)

その後、実際現れたルイーニ―を殺す。(38巻393話)

一方ヒンリギは王立軍のリークで「見取り図に存在しない部屋への生活配線」のある部屋(第3層)の情報を得る。(38巻392話)

そしてオウとヒンリギがその部屋に赴き、念能力による罠が仕掛けられていると気づく(38巻393話)

情報共有された旅団は「罠とか関係ない」と現地へ直行(38巻395話)

ヒンリギとノブナガがワープし(38巻398話)、ノブナガがM字開脚で追い出される。その際ヒンリギが発振器を隠す(38巻399話)。

発振器の情報からエイ=イのアジトは第2層ということがわかった(38巻400話)

時間に余裕ができたので、他の二組(シャ=ア一家とシュウ=ウ一家)にエイ=イについて話を聞きに行く。(本誌404話)

 

という流れだ。

 

そしてノブナガの考察が始まる。

確かに、エイ=イ一家の組長がモレナに変わったばかりなのは数々の描写から既知の事実だ

コミックス37巻:No.390「衝突①」

しかし、元の構成員はどこに行ったのかは以前謎のままである。

いや?元の構成員がモレナについている、もしくは恋のエチュードサイキンオセンに隷属の効果があるのでは?と思うかもしれないが

コミックス37巻:No.390「衝突①」

モレナの部下は公的にはマフィアの構成員リストに入っていない。

一度杯を交わして血判状を行政に提出したヤクザが、ある日突然公的な一般人になれるとは思えない。

つまり、モレナ(組長)の主義主張を他の組員はあんまり把握しておらず、また構成員ですらリンチの念能力で探りを入れている。

そしてエイ=イ一家の副組長やら若頭が全く出てこない

ということで、ノブナガは公的にエイ=イ一家となっているだけの旅団のようなシステムの別の組織なのではないか?と疑っているわけだ。

 

No.405芝居

それについてタハオは納得し、「顔はエイ=イだが中身は違う」「俺達カキンのマフィアとは全くもって別物だ」と言い「エイ=イを潰してくれ」と扉を開ける。(36巻380話参照)

「うまくモラウにまとめられちゃったな」って感じのシーンだったが

 

オウの心の中は不穏である

(モレナ…ヤバイぞ こいつら思ったより早くお前にたどり着きそうだ)

これで、オウとモレナはグルなんじゃないかと思わせるが

それよりも個人的に気になるのは(思ったより早くたどり着きそうだ)である。

オウはすでに38巻398話でヒンリギが発信機を牡蠣に変えてノブナガと相手のアジトへ突入するところを見ている。

つまり、「物理的にたどり着く」のは時間の問題なので「思ったより早く」はおかしい

 

したがって今後ノブナガが向かおうとしている2層のアジトにはモレナはいないことになる。(たどり着くが物理的な話の場合)

もしくは、(モレナの正体に)思ったより早くたどり着きそうだ(たどり着くが情報的な話の場合)ともとれる。

 

そして(かなり前倒しだがジョーカーを出すはめになりそうだな……)とある。

 

まぁこの話の最初の描き方からして、ヒソカにIDチケットを渡したのがモレナで、対旅団兵器としてヒソカを抱えている。と見ることもできるが

コミックス38巻:No.399◆退去

コミックス38巻:No.394◆想定

エイ=イ一家のタスクは3つある。

①各構成員のレベル上げ(恋のエチュードサイキンオセンによる)

②「器官」としての何らかの仕事

第4王子ツェリードニヒ私設兵の捕獲、恋のエチュードサイキンオセンによる感染

だ、①は語るまでもないとして、②「器官」というのがこのジョーカーにつながるタスクなのではないかと考えている。

とはいえほとんど情報がないので、想像でしかないのだが

何故「機関」ではなく「器官」なのか、おそらくダブルミーニングといったところで

それは「器官」に選ばれた念能力者が、文字通り何らかの「器官」の役割を果たすということだ。

つまり、念能力者の相互協力ジョイント型による『念獣』

これなら念能力覚えたての奴らでも格上(旅団や上位王子私設兵)を狩る性能を引き出すことができ、集団戦闘の異種間戦闘アニマルプレイでヒソカ対策もバッチリである。

そして念獣なのは二線者による正統後継者の守護霊獣への当てつけから予想される。

裏壺中卵の儀的なことをモレナはやろうとしているのではないか

 

そして最後に、オウがモレナと繋がっているかどうかだが、

コミックス36巻:No.379◆共闘

こいつは最初から(旅団を早めに潰す)と考えており、そもそも旅団の味方ではない。

なのでシャ=ア一家とエイ=イ一家がグルの可能性もあるし、ただただ旅団が共通の敵なだけ、という可能性もある。

が、オウが「ジョーカーの存在を認知していること」それは組長も同様なのか、そしてシュウ=ウ一家(ヒンリギ若頭やオニオール組長)もそれを認知しているのかは不明で、ノブナガのシュウ=ウとの交渉シーンが待たれる。

 

・・・

 

No.405芝居

そして船内で最もキメラアントに近い男、ドッグマンが登場。

・・・。

 

お前、

 

正体は冨樫か?

 

ゴゴゴゴゴ……

 

ゴゴゴゴゴ……

 

ヘタッピマンガ研究所R:STEP15「冨樫先生に突撃取材!!①」

ゴゴゴゴゴゴ・・・

冨樫やん

これはタスク第4王子ツェリードニヒ私設兵の捕獲、恋のエチュードサイキンオセンによる感染の話をしている。

第4王子ツェリードニヒ私設兵とは

コミックス38巻:No.394「想定」

下層にいるこいつらのことである。

ツェリードニヒの命令では「モレナの捕獲」となっているが

「通常兵器での戦闘が全く機能しない状況下での統制」を鑑みて、モレナを回避するというスタンスを取る。(38巻394話)

念のことを調べていたので、彼らは念能力者ではなく

ソドムの拉致能力「相手が念能力を未習得であること」という条件を満たす。

 

ツェリードニヒはエイ=イ一家のケツモチではあるが「ああ勿論だ自由にやって構わない」「手が空き次第オレも動く」とモレナの捕獲(DoA)を指示していることから、モレナの敵であることがわかる。

したがって、モレナもツェリの動向を把握するために私設兵一人を恋のエチュードサイキンオセンに感染させ、スパイとしてツェリの近くに配置したいという目的となる。

 

今後の展開を予測するならば、計画は順当に成功しツェリの学友が恋のエチュードに感染し1004王室に人事異動が行われ、モレナの思惑通り彼女の息がかかった第4王子私設兵が居住区内に潜入することになる。

しかし、ツェリードニヒの念獣が感染者を通したモレナの悪意を感知し、ツェリードニヒの学友がバケモンに変えられてしまう(ツェリ念獣の能力)

といった展開になりそうだ

 

そして最後のページには誰と誰?みたいな奴らが大きなオーラを携えているが

コミックス38巻:No.391◆衝突②

コミックス38巻:No.393◆懇願

38巻の最初でヒンリギに手も足も出ずに撤退した奴らである。

 

[今後の展開予想のコーナー]

No.405芝居

王位継承戦ではG.I編で描かれた相互協力ジョイント型の念能力やあらゆる念能力の分類などが登場し、過去の描写への補完が見られる。

カキン王族における守護霊獣においても、壺中卵の儀による儀式(誓約と制約)の産物であると見ることができる。

ともすれば、クルタ族の「緋の目になると理性を失ってすごい力が出ちゃう」(0巻クラピカ追憶編)も「超常的な力を得るために生け贄を求める」「誓約と制約」の範疇にあるのではないか

旅団結成のきっかけとなったサラサ殺害、実行犯であるリスノース殺害まで立て続けに描かれてきたが

クルタ族が「何を代償に」緋の目という「超常的な力」を得たのか

という掘り下げが近いうちに描かれるだろう。

 

コミックス38巻:No.395◆結成①

そして「ノブナガたちの見た光景とは!?」だが、シャ=ア一家の位置は画像の右下、第5層である。そして位置的に船自体の動力部分に近い。

つまり、「色々と少しキツいぞ」というのは2通りの味方ができる。

①なんかグロテスクなものがおいてある

②上層階への連絡手段がショボい

たとえば、上層階への手段がロープ一本だけで自力で登らないといけないとしても「色々と少しキツイぞ」「なんじゃこりゃ」怪訝な顔というのは成り立つ。

つまり、船の動力装置かもしくは昇降をする機械?が何か様子おかしいということだ

これらから予想(妄想)するとしたら

船もしくは昇降機を動かしている動力が「念」で、その動力源が人工的なバケモノなのではないか。

例えば、ホルマリン漬けの人間の水槽がいくつもあり、そこから搾取したオーラで動作する機械、など。

 

[ツイートから次回を予測するコーナー]

No.406、開始。ツイートからNo.406、ペン入れ完了。までは6日、他の報告を見る限り、ペン入れは6~7日かかっているので特筆すべきところはない。

台詞入れの愚痴は409話と思われる5月27日付けの文字数多くて台詞入れ永遠に終わらない。の2回だけである。

 

つまり次回はとんでもなく文字が多いと予想されます。

 

また、3ページ目には謎の立方体が見られ、キューブの下側にも見えるが、人間視点からの部屋の天井の角にも見える。

 

9ページにはフェイタンかクロロのような後ろ脚が見えるが

7ページ右下はカミーラっぽい髪の毛の散り方をしている(どちらかといえばリンチっぽいが死んでいるのでないか)

となるとシーンは継承戦に映り、9ページも護衛のスーツの脚にみえる。

今回の煽りは

「次号、ノブナガたちの見た光景とは!?激動の継承戦!!

とあるので、煽り担当がエアプで旅団パート入ってるけどまぁ継承戦でいいだろ!激動の継承戦!!とやってないとしたら、次の話で再び継承戦に戻ることになる。

 

そして最後のページ

最初は顔かと思った(下が喉仏)が、横顔にしては顎の位置がおかしい、ともすれば手首の骨ばった部分と見える、左手なら親指に向けて左に線が伸びるはずなので右手のひらであることがわかる。

右てのひらを確認するコマがラスト、ヒキとなるわけだが

・ある登場人物が右手を見せる、そこに転校生コンバートハンズの刻印があり、正体がクロロだと読者にわかるシーン

・もしくはベンジャミン私設兵が新たに死亡し、星を継ぐもので★マークを確認するシーン

のいずれかで、他のコマから継承戦のシーンに戻っているので、ベンジャミン私設兵が死亡したのではないだろうか?

そしておそらくはハルケンブルグ私設兵に魂を狙撃されたビクトが自我を取り戻して自害したのではないだろうか。

 

おわり