やりたいことを満足にできないのなら、
その人は死んでるのと同じだ。
認知症を特集するニュースを見て、そう吐き捨てた僕に
母は険しい顔をした。
もしかしたら母も死んでいるのかもしれない
一部の人は人は死にたいという。
そういう人はだいたい、すでに死んでることが多い。
道路をすれ違う人、隣の友達、それらか全て生きているのかは図り得ない。
少しでも人を、幸せにしたい、楽しませたいと思う僕が
それを行動で示せないのはいささか力不足を痛感するしだいだ。
唇をかみしめ、拳を強く握る僕は
もう過去になった。
パソコンがなくなってから、僕も死んだ。