前回の記事、続きものです
くっっっっっっっそつまんねぇのですが
これは一発芸に見せた告発文だったのです!!!
あるマフィア組織「白の組織」の内容を世界に知らしめるための文だったのです!
それを今から解読していきます
第一章:記憶喪失
その前に、前後関係を把握する上で背景を知る必要がある
この事件はある一つの事件から始まるラッスンゴレライこと「ブロッコリー諸島の死闘」。
マフィア対マフィアの銃撃事件、それがまさにブロッコリー諸島で行われたのだ・・・。
そして勝利した「白の組織」、相手組織の死体をすべてブロッコリ諸島に隠したのだ
それから数カ月後、ある一人の探偵が、ブロッコリー諸島に訪れる
この探偵を仮に「工藤新八」とする、
この工藤新八は幼なじみの彼女と一緒に旅行へ来ていた。
しかし、そこで見つける何者かの死体!
そしてうごめくスリルとサスペンス!工藤新八は謎の組織「白の組織」の存在を知る。
そして、雷が激しい雨を照らすそんな大雨の館
そこに一人の探偵が乗り込む、そうこここそが「白の組織」のアジトだったのだ
そして真実にたどり着く、犯人はお前だ!ウォニスウェン!
しかしこの工藤新八、大きなミスを犯していた。
なんと、幼なじみの彼女がこっそりついてきていたのだ、
工藤新八が気づくその少し前、白の組織のボス「ウォニスウェン」はそれを察知し
彼女を人質に取る、
そこで工藤新八「や、やめろウォニスウェン!」そうこれこそが
ちょちょっちょっと待て、ウォニスウェンなのだ
しかし工藤新八の制止の声虚しく
「やめろおおおおおおおお!」
ゴロゴロゴロ!
一瞬、部屋のすべてを照らす、彼女が血しぶきを上げる、
そして見える、ウォニスウェンの顔。
その隣、机にはキャビア、フォアグラ、トリュフが置いてある。
その光景が目に焼き付いて離れない、一瞬。
白の組織のボス「ウォニスウェン」その首にはタトゥーがあった
「蜘蛛」の形を模したタトゥー、それが「雷」で見える。
まさか、そのまさかである。
スパイダーフラッシュローリンサンダー……
絶望でうなだれる彼を、ウォニスウェンは新しい毒薬を飲ませ、船に乗せて島流しにした。
しかしその毒薬は「記憶を奪うだけ」のものであり、船は日本に上陸
白の組織が殺したつもりだった工藤新八は、奇跡的に復活していたのだ。
ただひとつ、記憶を置き去りにして
第ニ章:結成「8.6秒バズーカ」
記憶を失った工藤新八、知っているのは
スパイダーフラッシュローリンサンダー、それとラッスンゴレライ(ブロッコリー諸島の死闘)だけ
誰かに知らせなきゃ!そう思った工藤新八はよしもと工業に足を運ぶ
そして、リズムネタとして世界に知らしめなきゃ!この事件を!と思って
ネタを考えた、そして相方を付けられた、
しかし、その相方こそが……
「ウォニスウェン」だったのだ!
左:工藤新八 右:ウォニスウェン
ウォニスウェンは工藤新八のことを知っていて近づいたが
工藤新八はまるで知らずにコンビとなってしまった
そして、ネタを作り始めた「ラッスンゴレライ」ではなくもっと面白いネタを。
本当はめちゃくちゃ面白いネタを完成させて有名になるはずだったのですが
本番、いざ、そのネタを披露するとき、工藤新八が突如、謎の行動に出る。
それこそがラッスンゴレライだったのです!!!
8.6秒バズーカ
お願いします、ラッスンゴレライ
えっえっ何て?ラッスンゴレライ!フー! ラッスンゴレライ!フー!
ラッスンゴレライ説明してね
いや、ちょと待ってちょと待ってお兄さん。ラッスンゴレライってなんですの?
説明しろと言われても意味わからんからできませ~んラッスンゴレライ!フー!×2
楽しい南国、ラッスンゴレライ
いや、ちょと待ってちょと待ってお兄さん。ラッスンゴレライってリゾートなん?
南国言うてもいろいろあるよ、パリ、グアム、ハワイどれですの?ラッスンゴレライ!フー!×2
彼女と車でラッスンゴレライ
ちょと待って、ちょと待ってお兄さん、嘘はついたらいけません。
彼女と車とか言うてたけど、彼女おらんし、車ないやんキャビア、フォアグラ、トリュフ、スパイダーフラッシュローリングサンダー!
いや、ちょちょちょっと待て、ウォニスウェン、
ちょっとー!お兄さん!ちょっとラッスンゴレライちゃいますのん?
意味わからんからやめて言うたけど、もうラッスンを待ってまっすんスパイダーフラッシュローリングサンダー!×2
電車に乗るときスパイダーフラッシュローリングサンダー!
いや、ちょちょっちょっちょちょっとちょっと待て、ウォニスウェン!
っちょ~っとお兄さん!だからラッスンゴレライ言うてーなぁ。
スパイダーフラッシュローリングサンダー、プロレス技かなんかですかい?スパイダーフラッシュローリングサンダー!×2
サウジアラビアの父さんと、インドから来たお母さんの
間に生まれたお前の名は、ラッ!スン!ゴーレーライ!
ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん。俺、サウジとインドのハーフちゃう。
日本の父、日本の母、間に生まれし俺はジャパニーズピーポー!
歌詞を見てみましょう
そしてこれを台詞風にします。
ウォニスウェン 「8.6秒バズーカ」
工藤新八 「お願いします、ラッスンゴレライ」
ウォニスウェン 「えっえっ何て?」
ウォニスウェン、動揺が走る。
普通のネタをしようとしていた、記憶喪失だったはずの工藤新八が
いきなり「ブロッコリー諸島の死闘」について触れ始めたのだ。
ウォニスウェン、これを慌てて隠す
工藤新八 「ラッスンゴレライ説明してね」
ウォニスウェン 「ちょっとまてちょっとまてお兄さん!」
説明してねというのは「ブロッコリー諸島の死闘」の全貌を話せというもの
みんなが見ている前で告発しようとしたのだ!!!
しかし、ウォニスウェン、必死にごまかす。
工藤新八 「楽しい南国、ラッスンゴレライ 」
ウォニスウェン 「いや、ちょと待ってちょと待ってお兄さん。ラッスンゴレライってリゾートなん?
南国言うてもいろいろあるよ、パリ、グアム、ハワイどれですの?」
楽しい南国とは「ブロッコリー諸島」への旅行のことである。
その楽しい南国で「ラッスンゴレライ(ブロッコリー諸島の死闘)」に首さえ突っ込まなければ・・・
という後悔がかいま見える。しかし「南国」「ラッスンゴレライ」という単語だけで
具体的な島の名前を言ってそらそうとするウォニスウェン、そこは墓穴をほったか
このネタの始終に見られるのがウォニスウェンの話のそらし方が
「特定の単語を違う方向に持っていく」
ラッスンゴレライは島の名前と断定したわけじゃないのに、しかもパリグアムハワイだけじゃないのに
選択肢をパリグアムハワイどれですの?と断定している、実に怪しい。
工藤新八 「彼女と車でラッスンゴレライ 」
ウォニスウェン 「ちょと待って、ちょと待ってお兄さん、嘘はついたらいけません。
彼女と車とか言うてたけど、彼女おらんし、車ないやん」
ここもそうですね、ブロッコリー諸島に彼女と車で旅行していたのに
ラッスンゴレライ(ブロッコリー諸島の死闘)のせいでという後悔が見える
そこでウォニスウェン、必死のフォロー
「彼女おらんし、車ないやん」というのは、まぁ彼女は死んでいるのですが
記憶喪失時点では彼女も車もないのに、あると言っている、これは記憶が戻ったということではないだろうか
工藤新八 「キャビア、フォアグラ、トリュフ、スパイダーフラッシュローリングサンダー! 」
ウォニスウェン 「いや、ちょちょちょっと待て、ウォニスウェン、
ちょっとー!お兄さん!ちょっとラッスンゴレライちゃいますのん?
意味わからんからやめて言うたけど、もうラッスンを待ってまっすん」
明らかに動揺している、お兄さんをウォニスウェンと言い間違えるが
とっさにちょっとー!お兄さん!とごまかしている。
そう、スパイダーフラッシュローリンサンダーはすなわち首にある(背中かもしれない)蜘蛛のアザ。
これを言われたら、白の組織だとバレてしまう、だからウォニスウェンは必死に隠している。
工藤新八 「スパイダーフラッシュローリングサンダー!×2
電車に乗るときスパイダーフラッシュローリングサンダー! 」
ウォニスウェン 「いや、ちょちょっちょっちょちょっとちょっと待て、ウォニスウェン!
っちょ~っとお兄さん!だからラッスンゴレライ言うてーなぁ。
スパイダーフラッシュローリングサンダー、プロレス技かなんかですかい?」
電車にのるときにスパイダーフラッシュローリンサンダーを思い出したのだ。
それはつまり、相方がウォニスウェンである決定的な証拠を見つけてしまったのだ
ウォニスウェン、動揺し、必死にごまかす。
ここでもまたミスリードを誘発させる「プロレス技かなんかですか」と。
工藤新八 「スパイダーフラッシュローリングサンダー!×2
サウジアラビアの父さんと、インドから来たお母さんの 」
ウォニスウェン 「間に生まれたお前の名は、ラッ!スン!ゴーレーライ!
ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん。俺、サウジとインドのハーフちゃう。
日本の父、日本の母、間に生まれし俺はジャパニーズピーポー!」
日本人アピールを露骨にするウォニスウェン
ウォニスウェンはサウジアラビアの父さんとインドから来たお母さんの
間に生まれてブロッコリー諸島で暮らしたという経歴をさりげなくアピールしている
警察関係者は今操作しているんですかね、
そのあと工藤新八が謎の言葉「オーメキヨソファイ」を発するのですが
その後のウォニスウェンは自らも謎の言葉を発して逃走する
今まで突っ込む立場のウォにスウェンがなぜ謎の言葉を発したのか
それはすなわちこのネタ自体が無意味だとミスリードさせようとしたのではないだろうか
オーメキヨソファイは謎だが
白の組織は、今も貴方の近くで暗躍しているのだ・・・・・・。