はなくそモグモグ

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ログボマスクはマスク教支持者のせい

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私は医療関係者ではないので話半分に聞いてほしいですよと。

結論からいうとサージカルマスク意味ある意味ない論争で、僕は意味ない派ですが、客観的な話で行くと意味あるとか意味ないとか断言する人は基本的に嘘つきです。

というのもサージカルマスク着用に効果があるのかというのは、実験や統計を取るに当たり条件の対照性を保持するのが難しいからです。つまり、サージカルマスク着用に効果があるまたは効果がないと言えるためにはマスク着用以外の行動様式が完全に一致している必要があるからです。そもそもマスクをつけたから感染率が低いのではなく、マスクをつけるような衛生意識があるから感染率が低い。ということが言えるわけで。

昨今のイタリアと日本を比べて、日本人はマスクをつけているから感染拡大が緩やかだ。であるとか日本人は優れた衛生習慣を持っている。という結論に持っていく人が多いですが、感染拡大は指数関数なので「あとに来たから予防ができている」というのはいささか短絡的です。

つまりエビデンスベースで物事を語れる識者ならば「効果ある」とか「効果ない」とか結論を出さないです。したがって、識者で効果の有無を結論づけてる人はエビデンスのない持論をあたかも真理のように語る信用のできない人なわけです。

 

それを踏まえた上で、僕は教養のない教養主義者なので無責任な発言が許されるわけです。(だってブログってデマやフェイクニュースを書くツールでしょ?)

したがって結論は「マスク意味ない」です。

 

イタリア等のヨーロッパと比較して日本の感染者数が少ないみたいな論調で日本人の衛生観念は優れている。みたいな意見がありますが、関係ないです。

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こういうグラフを見て、日本は感染者数が少ない。と言う人が居ますが、見るべきなのは率です。

 

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増加"率"でいえばアメリカを超えつつあります(指数関数なので当然ですが)

日本人の衛生観念が優れていると思いたい人はいますが、本質的にはグラフの上昇部分があとに遅れていただけです。09年の新型インフルエンザの時も日本上陸に1ヶ月のタイムラグが存在していました。

日本の死亡率が他国と比べて低いのも当然のことです、なぜなら医療崩壊してまともな治療ができない環境と比較しているのですから。

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真に感染症対策がうまく行ったと言えるためには、感染者数の増加曲線が上図の用になることです。「感染者数を何らかの対策で0まで減らす」という思考は知識があれば至りません。「感染拡大を止めることはできないので、その"増加率"をいかに抑えて乗り切るか」というのが当初からの命題でした。

今回の論点でもあるアベノマスク、いわゆるログボマスク(詫びマスク)の件でも、無駄なマスクの買い占めが医療リソースを食い始めたからの処置といえます。これも医療崩壊を起こさないための政府の処置です。

 

月に7億枚の製造ラインを確保しただかなんだかと先日言われていましたが、日本では2018年の統計で月に3.5億枚消費しています(恐るべきマスク教徒たち)

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http://www.jhpia.or.jp/data/data7.html

顔を見られたくないだのウィルス予防効果だとわけのわからない理由で宗教アイテムのように所持しています(まぁ花粉症の人はわかりますが)これが集団ヒステリーが起きている昨今で月に7億枚が足りるのでしょうか?

だったら、生産した分を先に医療現場にまわせばいいのではないだろうか?というのが真っ先に浮かぶ疑問ですが。

資本主義的に考えてください。顧客は2人います「医療現場で使うので定価で買いたい」もう一人は「1枚100円でも買うから買い占めさせてくれ!」と言う顧客。明らかに後者に売るほうが利率が高いです。(利益よりも社会貢献のほうが大事だろ!というのはマスク買い占めている人が言えたセリフではありませんね笑)

この状況で前者に売るメリットがありません、なのでヨーロッパでは国が公金で買い占めて医療現場に配っています。(こういう時に社会主義の国は強い)

 

さて、この状況で日本政府には2択を迫られていました。

公金で

・サージカルマスクを買い占めるか?

・布マスクを作って配布するか?

まぁ一見して前者が正解択のように見えます。

官房長官の4/2の会見では「布マスクは1枚200円程度で全世帯に2枚、計1億枚配布」と言っていたので後者のコストは200億円。

対して前者の択では厚労省のデータを見てみると介護職の人数は200万人(2020年)医療関係者の人数は260万人(2016年)です、これらの数が30日間使い捨てのサージカルマスクを必要としていると仮定すると月に1億3800万枚分のコストがかかります。1枚20円として7ヶ月ほどで200億円です。

定価換算なので国が買うとなれば更に値段は釣り上がりますので7ヶ月以下、実際には2,3ヶ月ほどで200億円の前者の買い占め戦略は終わってしまうでしょう。

 

つまり、マスクを買い占めるマスク教徒に対して頼むから布マスクでもつかっとけ。というのが今政策の意図するところです。

 

で、なぜこの記事ではマスクを買い占める人を宗教扱いするのか、そこには合理性がないからです。

 

>顔を見られたくないだのウィルス予防効果だとわけのわからない理由で

さきほどこう述べましたが、顔を見られたくないならサージカルマスクである必要はありません。顔を隠すのに使い捨てのアイテムを用いるのは経済合理性がないですからね。使い回せるマスクで顔を隠すほうが経済的です。

バットマン ダークナイト/ ジョーカー クラウン なりきりマスク

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  • 発売日: 2013/03/29
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

顔を隠せるマスク。

ウィルス予防効果であるならば、サージカルマスクに予防効果はないので布マスクだろうがサージカルマスクを使いまわしでも本質的には変わりません。

つまり「サージカルマスクを使い捨てること」に"安心"を感じているわけです。すなわちそれは宗教です。

 

知之さんは病院で、志村さんのひつぎを見ることができたものの、感染を防ぐため顔を見ることはできず、火葬にも立ち会うことはできなかったということです。

志村さんの遺骨 親族の元に 感染者の遺体にも注意 新型コロナ | NHKニュース

遺体の即火葬と同じです。

まず、ウィルスと細菌の違いすら理解していない人間が多すぎる。

細菌は生物なので自身が代謝を行い栄養を摂取しながら自己繁殖します。故に死体の肉を栄養に繁殖します。対してウィルスは生物と定義する条件を満たしていません。代謝を行わず自分で繁殖しないからです。というのもウィルスは他の生物の細胞を乗っ取り自分の遺伝子情報を入力することで「他の生物の細胞分裂の機能を利用して」増殖します。つまり、細胞分裂をしない死体からはウィルスは増殖できないのです。

ただ、脳死や心臓死をした瞬間に細胞分裂がピタッと止まるわけではなく、死後数時間は細胞分裂を行うのでその間ウィルスは増殖します。しかしながら、ウィルスというのは寄生先で増殖したあと「飛沫を媒介として」他の生物に乗り移ります。(これは飛沫感染の場合です。他にも空気感染や接触感染といった別の経路で感染するケースもあります。)

遺体は細胞分裂せず、咳やくしゃみもしません。「触らなければ」感染のリスクはほぼゼロです。

なので触らなければ遺体の顔を見るであるとか、お別れを言うことは"科学的に考えて"問題ないのです。

まぁ僕は無神論者なので死体にお別れを言うといった宗教行事の有無についてはどっちでもいいのですが。「遺体は即焼かなければならない」という意味不明なナイツウォッチみたいな宗教によって「遺体にお別れを言う」という宗教が禁止されて悲しんでいる人がいるというのは、非常に非合理的に映るわけです。

僕からすれば、村の厄災を鎮めるために若い娘を生贄に捧げよう!みたいな時代とやってることが変わらないように見えます。

 

話はそれましたが、マスクの効果の話です。

さっきも言った通り効果の有無を断言することはエビデンスベースでは考えられないので意味ないですよと。そのうえで僕は意味ないというポジションで解説します。

 

 

まず、マスクには「吸気(吸う用)」と「呼気(吐く用)」の2種類があり、用途によって使い分けるべきです。

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サージカルマスクは「呼気」のカットを目的としたアイテムです。

これはイメージでもわかるはずです。花粉くらいの大きさの紫色の毒の粉が舞っている時に「サージカルマスクをつけていれば吸い込まずに済む」とはならないでしょう。どうしても頬の部分や鼻の部分の隙間から毒の粉が入ってこないか心配になるはずです。このような場合は防塵マスクやガスマスクといった「吸気」のカットを目的としたマスクを使用するはずです。

なのでもともと海外(ヨーロッパやアメリカ)では、薬局にサージカルマスクが売っていません。呼気のマスクなので病人が他人に菌やウィルスを撒き散らさないことを目的としたアイテムだという認識が有るからです。(今はWHOの発表を誤解したヨーロッパ人も買い占めに走ってるけど笑)

なので予防という観点でなら同じカット率でも吸気のカットを目的としたFFP1規格のマスクを買うべきです。(でも買うな)

医療では肺炎や疫病患者の治療にあたっては、隔離された部屋で着替えたN95規格のマスクを使います。これも吸気でウィルスを95%カットするからN95という名前がついています。95%ってテレビCMみたいな控えめ数字だなぁと思った人もいるかも知れませんが実際N98規格やN100規格マスクも存在します。ですがあまりに呼気をカットしすぎたために息苦しくて作業にならないから丁度いいのがN95というわけです。(酸素不足で作業すると本当に小学生の算数の問題も解けないくらい悪影響があります)

なので僕はこの手の情報が拡散されてN95規格のマスクの買い占めが起きるんじゃないかとヒヤヒヤしていましたが、予想以上にサージカルマスク信仰は根強い様子。

 

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https://eetimes.jp/ee/articles/2003/25/news053_3.html

さらにそのカットの問題ですが。そもそも市販されているサージカルマスクは花粉用で、そのフィルターすら飛沫はくぐり抜けます。買うにしても医療用かどうかをしっかり確認するべきですが、彼らはサージカルマスクを崇める宗教なので物理的な効果は関係ないのでしょう。

 

更に網目の表面で飛沫をブロックしたとしても、その飛沫は蒸発して小さくなり、やがてすり抜けます(ちなみにこの主張にエビデンスは無いです、一般的な物理知識から立てられた想像です)

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マスクをかぶせながら、息を吸ったり吐いたりしているので集めた飛沫を更に細かくして自分の鼻腔内ないし口腔内に摂取する、あるいは外に飛ばしているのです。

これらあるいは他のあらゆる理由で医療現場ではマスクは使用後すぐに蓋付きのゴミ箱に廃棄しています。すぐに使い捨てることが大事なのです。

ですがその医療現場ですら、すぐに使い捨てられない状況が起きています。このようなリテラシーのない人間が買い占めているために、です。

 

さらに、テレビとか電車の中でもマスクをつけている人がいますけども、マスクの位置を調整するためにこうやって触る人が非常に多いんですよね(非常に多いというのは経験則からくる主観、データなし)

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サージカルマスクのフィルタがウィルスをカットしているのだ。と言うのならばウィルスおよびそれを含んだ飛沫は表面で止められているわけですよね?その表面に触るのは意味がわかりません。

マスクをすることで鼻や口に触らなくなるから~とか言いつつマスクの表面に集めたウィルスを手ですくい取って目をこすったりお菓子をつまんだりしてるわけです。

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このように最初の装着の時以外は基本的に紐の部分を触って着脱します。

使い方を理解していない人が大半、というよりかはマスクがどのようにして飛沫を防ぎどのように効果を及ぼすのかというのを科学的に咀嚼していないからマスクをポケットに入れて保管したりとか使いまわしたりするわけですよ。

これはRPGの装備アイテムみたいに「装備したので毒状態にならない」みたいな発想で安心しきっている。これがマスク教の実態です。

 

では何故、WHOがサージカルマスクに効果がある。と言うのかという話と、ではなぜ医療現場で医療用サージカルマスクを必要としているのか。という話ですが

まずWHOがサージカルマスクの件に言っていた話は、医療関係者に限定した話です。で布マスクに効果があるという話は、大衆向けの感染拡大に効果がないとは言えないという話です。原文を読まずにタイトルだけで判断する人が「やっぱりマスクは必要じゃないか!」と暴れていますが、まぁマスク教徒ですからリテラシーがないのは驚くことではないですね。

 

まず、医療現場でサージカルマスクが使われるなら効果があるじゃないか!と言説についてですが。まず医者は正しい着用方法と適切なタイミングで廃棄しています。つまり私服でマスクだけつけた状態でそれを手でずらして飲食を行いながら携帯を見るみたいなことをしていないわけです。

医療現場ではゴーグルとガウン、グローブとセットで使用します。そして肺炎や疫病など汚染されたエリアではN95マスクや防護服など、吸気のカット率の高い対策を取ります。そのような環境下で正しい使い方をして初めて効果があるわけです。

サージカルマスクは効果あるよって言ってる論文も、内容となる対照実験ではこのゴーグルとガウン、グローブをつけた状態でサージカルマスクだけつけない医者とサージカルマスクをつけた医者。つまり、万全の対策と衛生観念を身に着けた上でマスクだけしてるかしてないかを比較して、サージカルマスクをつけているグループのほうが感染率が低かったよという実験なわけです。

私服で満員電車に乗ってる一般人からマスクつけてるかつけてないかを比較したみたいな実験ではないのです。

 

マスク教信者のやっていることは「ライオットシールドは銃弾を防ぐから安全なんだ」と全裸でライオットシールドを持ちながら戦場を歩くようなものです。

戦闘用ヘルメットや防弾チョッキを来た軍人が射線の通らない立ち回りをした上で、ライオットシールドを持っていたほうが生存率が上がるよ。という話なわけで、銃弾に当たらない立ち回りを徹するか、そもそも戦場に行かなければ全裸でも銃弾に当たる心配はないのですよ。

 

マスクがあるかないか、ではなく科学的な衛生習慣を身に着けているかというほうがはるかに大事なのに、一挙手一投足を科学考証するのが面倒なので「マスクを付けているかどうか」という一目で判断を下せる楽な思考に甘えているだけで、それは宗教と同じです。

 

さらによく言われるのが、無症状患者の感染拡大を防ぐ役割がある。ということですが、密閉空間にいれば同じです。よく喋る人間が飛ばす唾のイメージで飛沫を印象づける人は多いですが、目に見える大きさの水の粒はすぐに重力で地面に落ちます。それは地面を舐めたりしない限りそこから感染することはありません、問題なのは極小の水の粒が一定時間浮遊することです。

インフルエンザで言われるのが「電車に30分程いたとして、そこに発病中の人が乗っていて、その人が1回クシャミをしただけで、8割以上の乗客が感染してしまう」というもの。

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https://www.youtube.com/watch?v=9Mkb4TMT_Cc

マスクをしていてもその極小の粒子は頬や鼻の左右の隙間から発せられます。

マスクをしているおかげで、大粒の飛沫が着地するまでに振りかけられた近距離(とはいえ2mの飛距離があります。この2mがソーシャル・ディスタンスの論拠なのかな?)の人間が飛沫のシャワーを浴びることはなくなりますが、浮遊した極小の水の粒子は密閉空間や集団の中では防ぐことはできません。

サージカルマスクが飛沫の拡散を防げると主張するためには、射程2mの大きな水の散弾さえ防げば大丈夫な、つまりマスクの隙間から漏れる微量で空中を浮遊して拡散するマイクロ飛沫を吸い込まない環境であると十分に言える換気と人との距離が保たれている空間である場合に限ります。

満員電車や教室が足りないから生徒との距離を離せないという学校やそのような条件を満たせない企業、飲食店、施設が野放しになっている状況でマスクをつけるかつけないかに意味はありません。

逆にマスクを付けたから大丈夫といって社会的距離を保たないことの免罪符にもなっているので、僕は逆効果とすら思っています。

 

したがってサージカルマスクでさえ最初の大きな水の散弾を防ぐことしかできないのだから、それが布マスクであってもマフラーであってもネックウォーマーでも同じなわけです。

わざわざ、サージカルマスクを医学的には推奨されない使用法で無駄に消費するより、布マスクでもつけとけばいいわけです。

 

では逆に、サージカルマスクが自身の飛沫を100%抑える効果があると仮定してみましょう(そう唱えたい信者の方もいますからね)

大事なのは、正しいか正しくないかの1か0かではなく、効果とコストを考えることです。

中国の統計ではCOVID-19の無症状患者が8割いたという報告があります。(2月か3月あたまの発表だったので捏造の可能性が低い時期でしょう)

そして日本での感染者は4/6現在約4000人です。この中には既に無症状患者も含まれていますが、症状が出ていて検査もされていない人数やフォールスネガティブもいるでしょうから、症状が出ている患者が4000人いると仮定します。この時無症状患者は8割ですから4000人の4倍の16000人が日本国内に潜んでいることになります。

「無症状患者の感染拡大を防ぐ」ためにはこの16000人にサージカルマスク(飛沫の拡大を100%防ぐ仮定)を付ける必要があります。しかし、それを特定する手立てはない(PCR検査ではフォールスネガティブがあるので国民全員を検査しても16000人を特定することはできない)ため国民全員が着用するのが望ましい。

まぁ不要不急な外出を完全に止めたとして労働人口は6000万人いますから、1日最低6000万から最高1億2000万枚のサージカルマスクが必要になります。

月に18億~36億枚です。

16000人の感染拡大を止めるという"効果"ために月に36億枚の"コスト"を払うわけです。

明らかに費用対効果が釣り合っていません、更にその数十億枚は医療資源を圧迫してなお月に生産することのできない枚数です。

感染を防ぐために医療ソースを圧迫し、感染してからの治療に支障をきたしています。これでは本末転倒です。

これは、サージカルマスクが感染拡大を防止するという前提での"結果"です。実際は"結果"など存在しておらず残ったのは莫大なコストだけ。

そのため布マスク配布などというふざけた政策が生まれてしまうのです、これは政府からの頼むからサージカルマスクを買わないでくれというメッセージです。

 

愚かな人間が決まりや判断をすると明らかに結果と釣り合ってないコストにゴーサインを出すことがしばしばです。これは数値目標のない職業にありがちです。

例えばインフルエンザになったときの小中高の学校では病院での診断書を求めるといった愚かな対策があります。ズル休みを防ぎたいのでしょうが、病院の労力を考えていない愚策です。「こいつはズル休みしていない」と安心したいために無駄な仕事を増やしているのです。体温が高ければ風邪だろうがインフルだろうが同じ公欠で良い、多少のズル休みがいても問題ありません。なのにズル休みをゼロにするという"結果"のために多大な医療現場のリソース"コスト"をかけようとする。インフルエンザの蔓延を防ごうという意識がそこには既になくなっているわけです。

 

大事なのは結果とコストの兼ね合いです。

風邪を絶対にひかない予防薬が100万円で買えるとして「風邪を引きたくない」という欲求には最大限の"結果"をもたらします。ですがそもそも風邪になったことによって起きる損失はどのくらいなのか?と考えた時に100万円のコストは馬鹿げている。

しかも今回のサージカルマスク買い占め騒動では、"風邪を絶対にひかない予防薬"と思い込んでいるが実態は100万円のビタミン剤であるから、これは200万円の壺を買っているのと同じです、ゆえに「宗教」なのです。

 

では逆に何が有効なのか。

1つは手洗いです。アルコール消毒のほうが石鹸での手洗いよりも殺菌力が高いとも言われています。(それは科学的な効果というよりも手洗いのやり方の差にも見えた。つまり石鹸で正しい洗い方をすれば同等の殺菌効果はあると思われる)

マスクの扱い方一つとっても集めたウィルスを手ですくい取るような扱いをする人が多いので、手から粘膜に接触する前に手を洗うことは重要でしょう。

 

2つは社会的距離です。

https://www.washingtonpost.com/graphics/2020/health/corona-simulation-japanese/

多くの人間は自宅隔離で感染者が0まで減るという幻想を抱いていますが、実際には感染者数の延びが医療崩壊に至らないように緩やかに感染拡大することが目的です。

ですから、出歩く人にリスクのつけられない日本の緊急事態宣言でも店の営業さえいくつか止めることで外に行くモチベーションを奪うのは有効です。

全員が自宅にいる必要がないのです。いくら意識の低い「何者か」が外を自由に出歩いていたとしても、自宅から動かない(社会距離を保つ人間)が増えれば増えるほど増加曲線をフラットにすることができます。

まぁでもぶっちゃけ日本の緊急事態宣言では武力的な抑止力が低すぎて感染ペースを下げる程には至らないほか、宣言をほのめかしすぎていて地方へ疎開する保菌者が増えるために医療崩壊は避けられない気がしますが。

(北イタリアではロックダウンを予告したために人が他の地域に大量に流れた)

 

3つは免疫機能を高めることです。

とくに睡眠は大事です。そして適度な運動(イギリスではロックダウン中ですがジョギングのための外出は許可されている)あとは健康的な食事。

散弾銃とウィルスの違うところは、被弾しても免疫機能が勝てば感染しないということです。

にもかかわらず防ぐことのできない飛沫を防ぐために無駄な対策ばっかり行い、無駄なだけなら問題はないのですが、有限の医療ソースに負荷をかけたり遺体を燃やしたりとやることが宗教じみているのが問題です。

当たる前のことより、当たったことを考えるほうが合理的です。ですがあまり免疫機能を高めることは論点になりません。まぁ論点になっても怪しいサプリメントを買うだけか笑

 

マスクをつけなければいけないという風潮をやめませんか?と言いたいところですが過激なマスク教徒の圧に「それができねぇんだよ」という人が多いと思って、政府は布マスクを200億かけて配ったのだから、サージカルマスクを買うのはもうやめましょう。

他人がマスクをつけているかどうかを唾を飛ばして非難する狂信者のために、ガワでもマスクをつけている風にできる布マスクを配ったのですから。

逆に言えばそれでもマスクを買うのをやめない狂信者やそれに屈した人民がいる限り、今後も政府はこのような愚策もといログボマスク、ないし詫びマスクの配布といったふざけたことをします。

 

でもそれはマスク教徒のせいです。

それでもあなたはマスクを買いますか?