A long time ago in a galaxy
far, far away...
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STAR WARS 7見てきました。
ちょっと内容はもう忘れてしまったんですけど、この記事は「未視聴者向け」としてできるだけ本編の内容に触れずに感想を書いていきたいと思います。
僕は「えっ?スターウォーズ前3やったのになんで今回7やねん!ナンバリング3つ飛ばしとるやんけ!!(白目)」というほどにはファンですのでかなり深い見識からの感想が言えると思います
なのでまだ見ていない人はこれを参考にしていただければ
┃シリーズ7作目
ルーク三部作、または旧三部作とも呼ばれるエピソード4~6が全ての根底にあります。
そもそもなぜ4から作り始めたかというと、これは諸説あって信ぴょう性があまり保証できないんですが
かつての監督、ジョージ・ルーカスがスターウォーズの脚本を1~9まで書き上げたところ、当時(1977年、2015年から38年前)の技術力で再現できるのか、そもそも9作出せるほど売れるかわからない(ユニバーサルスタジオに企画を持って行ったが却下された)などの理由からその二つの問題をクリアする一番人気が出そうなルーク三部作から作ったそう。
それで事実ヒットし、次にルーク三部作の過去編であるエピソード1~3(新三部作)を作ったのだが、その新三部作が海外で不評だったからなのかはわからないが次回作(7~9)を作る予定はないと言う。
その後(2012年)スターウォーズの版権(製作会社のルーカスフィルムの権利)をディズニーに売る。そしてエピソード7の製作が決まったと。その時はルーカスが書いた7~9の脚本が使われるかと思ったけど、これは却下されて新しく7~9が作られたらしい(これでは売れないとかなんとかかんとか)
ルーカス自身からはスターウォーズの作るやる気を感じないので、却下されることに大きな不満はなさそうだけれども、「ストーリーを誰が書いたか」ということを重視する僕にとってはルーカス著のスターウォーズも見たかったですねぇ……
なぜこんな話をするかというと、まぁ基本的に知っていて貰いたかったことでもあるんですが、これが今作のテーマの根源に関わっていると思うんですよ。
これは後で説明します。
┃予習は必要か
映画シリーズ1~6を見ているとストーリーを理解する土台に立てると思います。(僕がそうです)
小説やアニメなどの他メディアのストーリーを考慮すると物語に整合性が取れないという意見をよく聞きます(僕自身が見たわけじゃないのでなんとも言えませんが)
なので映画1~6を見ていればOKでしょう。
もっと絞れば4~6でもいいと思います。
見る順番ですが僕は「456→123→456」をおすすめします。
「456→123」で制作順に見て、更に「456」を見ることでストーリー順に見ることでより深くストーリーを理解できると思います。
123では456の核心に触れるシーンが多いので456を先に見ておかないと123を見たあとに456を見るのは映像技術の高低の面でもきついと思います。
次におすすめする順番は更に圧縮して「45→123→6」という順番です
エピソード456では「ルーク達反乱軍がいかに帝国軍と戦っていくか」というストーリーで、エピソード123は「帝国軍の重役であるダース・ベイダーがいかにして生まれたか」という内容なので起承転の45を見たあとに過去編である123を見て、完結部である6を見るというのもあまり推奨しませんが「何回も見るのダルい」という人は「45→123→6」でもありです
┃映像作品としてのスターウォーズ
これは非常に楽しめるものですね。
今日のデジタル技術にほぼ不可能はないので、スターウォーズの世界観を表現するのに制約はありません(金の問題はあるだろうが)なので機体同士のドッグファイトや近未来兵器による爆発や光の表現は際限なくスクリーンを泳ぐので見ていて飽きませんし
それ目当てで見るなら断然おすすめできる作品となっています
むしろデジタル技術の限界よりも僕の語彙に限界があるくらいで、僕の作文技術ではすごいとしかいえません!すみません!
しかし
ライトセイバーを使った派手なチャンバラが見たい!という人にはおすすめしませんね
特にエピソード1~3のアレが見たい方はオススメできません
エピソード4の侍みたいな殺陣が見たい方にもお勧めできません
というのも、シリーズ序盤ともあってキャラクターが成長していないのでライトセイバーをブンブン振り回す域に達していません。
ですがこの一連の殺陣は僕すごく評価していて、ここが日本の商業作品とは違う所なんですよ。
知っている人は知っているんですがライトセイバーの剣術には”型”があって、パダワン(修行中の弟子の総称)が使う基本形(シャイ=チョー)から、ヨーダみたいなヒュンヒュン飛び回るアクロバティック型(アタール/アタロ)やオビ=ワンのクソダサポーズで有名なアレ(ソーレス/ソレス)
そーです!それっす!
みたいなのがあって今回の悪役であるカイロ=レンが使う型は見た感じだと「ダースベイダーが使う攻撃特化の型シエン/ドジェム・ソ」なんですよ(一応、予備知識無しで見たい方のために伏せておきました)そこもねストーリー的にキャラクターの心情が反省される要素としてうまく使ってるなぁと思いました。
そういうのがファンの人が見ればわかるように作られていて、同じ戦闘でも戦力の差だけでなく剣の振り回し方一つとっても物語の一部なんですよね。
僕が関心したのはスターウォーズがただの商業集金システムだったら、このチャンバラシーンはもっと派手にやるはずなんですよ、ですがあえて新規顧客というか映像の見栄えを捨ててまで世界観の描写に始終したのは日本のクソみたいな実写作品ばかりに慣れていたので感動しました。
派手な映像、ドッグファイトが見たいという人にはおすすめ
ライトセイバーバトルが楽しみ!という人にはあまり満足できない
そしてファンなら一層楽しめる作品だと思います(ファンなら既に見てるだろうけど)
┃ストーリー
僕としてはスターウォーズシリーズは1~6で完結したと思ってるんですよ。
もっと言えば4~6ですか。(余談だが僕が一番好きなのは3です、次に5)
なので7は蛇足だという人の意見もすごくよくわかります、ただ僕は後日談的なストーリーが好きで。こうヒーローが活躍した何年後かに伝説になってるみたいな世界観、「あぁ、あのヒーローか。そいつはもう死んだよ」とか「ヒーローだって?そんなの子どもを騙すための迷信さ」、「いまもあいつがいてくれたらなぁ」みたいな若干荒廃した感じならなおさら。
7もだいたいそんな感じで、そもそも1~6の続きとして見ようとすると火傷をします。
1~6で完結したストーリーがまた7として復活するという感じで見るのが一番安定していますね。
とはいえ4を思わせる既視感のあるシーンがあったり、物語が進むに連れ「あっ(察し)」となるスターウォーズの王道はしっかり守った作品なのでファンを喜ばせる要素にあふれて、監督のJJエイブラムスもルーカス同様日本文化に影響を受けているのでところどころ日本文化ネタが散りばめられています
スターウォーズの代表的な影響例はダース・ベイダーのデザインが日本の侍から来ているところで(仮面が甲冑)対し、今回の悪役は西洋の甲冑がモチーフになっていると思います
そういうところにも注目すると面白いかと。
とは言え、非常に細部まで作りこまれているのでファンでも一度見ただけでは全てを理解できないと思います。(僕がそうです、まぁファンと呼べるほどでも無いんですが)
ストーリー展開は普通に理解できますが、具体的ななぜ?や細かいシーンの意味を考えると周回視聴も考慮するほどになりますので、そこまで好きじゃない方は頭空っぽにして見ることをおすすめします。
┃新しい視点
僕が新しいなと思ったのは、ストームトルーパー(雑魚キャラ一兵卒)にスポットライトが当たったというところですね
ただの背景でしかなかったコイツをストーリーに組み込む試みは良かったです。
命令に従うとはいえストームトルーパーは他のドロイドやクローン兵とはまた別の存在であるということを位置づける意味でも新しいだけでなくまた必要であったと思います
また、キャストも4~6同様かなり無名な俳優を使っているので(ハリソン・フォードなども4公開時点では無名だった)最初は違和感が残るかもしれませんが
まだ1作目なので徐々に慣れてくると思います
あれですね、クラス替えした時はあまり仲の良い人がいなくて最悪!みたいなアレです(年中仲良くない人特有のクソみたいな例え話)
僕はつかみとしてはいいスタートだと思いましたよ
変更できるという意味でも
このように、新規の人はスターウォーズ4~6を見ることで楽しめますし
そもそもストーリーとかどうでもええから派手なドンパチ見せろやという人も楽しめます
ファンの人にも楽しめる作りにはなっていますが「旧三部作以外認めんわ!」みたいな人には不満が残ると思います。
「エピソード1~6」あるいは旧三部作への思い入れ、というか強い愛着がある人には満足できないと思います。
つづく