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はなくそモグモグ

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【超絶ネタバレ注意】ついに、コナンの「あの方」にたどり着いてしまった……。【ガチ考察】

今週のお題「読書の夏」

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kyanoscreate.hatenablog.com

続き書きました。

 

 

「実はボスの名前は既に原作のどこかにでている。 捜してみて下さい。…」

とおよそ9年前の2006年1月13日の朝日新聞のインタビュー記事で作者はこう言った。

当時連載されていた回はコミックスで言うところの53巻FILE.8(当時はサンデーに掲載)

つまり、53巻以降に登場したキャラは「あの方」の候補には自動的に外れてしまう。

そして昨年の四月に発売された雑誌ダ・ヴィンチ 2014年 05月号にて、こうとも発言した。

 

【佐藤】ボスはいつくらいから決めていたんですか?

 

【青山】ああ……うーん、まあね、このあたりかな。(単行本のある巻を取り上げる)。

 

「これはダメだ。その巻読んだらわかっちゃう。これ、書いちゃダメです。」とのことなので、その「ある巻」の具体的な数字は明かされなかった。

我が社の勢力を尽くし、その「ある巻」の特定を含め一年間考察を重ねた結果、ある一つの結論にたどり着いた。

その、論拠を組み立てていきながら、その実に迫りたいと思う。

 

まず、これほどまでにヒントを与えていて、これだけの人気を誇り、読者がたくさんいて、 そして考察する者が多いコナンだが、いまだ誰一人として「あの方の正体は確信を持ってコイツだ」と言い、人を納得させる論拠が出ていない点。

その点について私はあらゆるサイトを巡回し、考察に目を通した。

そして一つの結論にたどり着いた。

「そもそも前提条件が間違っているのではないだろうか?」

基本的にライト層による考察(例:アガサ博士説)などに多い根拠が

・酒の名前である

・灰原センサーによる消去法

・50歳以上

・作者が否定しているからと、候補を除外している。

・主観的事実による裏付け

 

などが上げられる。

しかし、上記の根拠の全てが僕は誤りを孕んでいると思うのだ。

いまからそれを解説していこうと思う

 

┃酒の名前である

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コミックス42巻:FILE.5「 満月の夜と黒い宴の罠」

例えば、あの方予想に置いて最も有名なのが「アガサ博士説」

その根拠といえば「アーント・アガサ」というカクテルがあるから、というところから来ていて。

そこからなのか「あの方予想」に上げられる人物は前提として「酒の名前と一致する」というのを根拠に上げている人物が多いが、私はあえてNOと言いたい

そもそも、コードネームというのはあの方(ボス)が優秀な一員に対して与える「称号」のようなもので、コードネーム(例:ベルモット)と本名(例:シャロン・ヴィンヤード)が一致することはない(ジンの本名が黒沢陣かもしれないので例外はある)

そしてコードネームを使う必要性は、バーボンが本名「降谷零」に繋がるヒントを漏らしたために自身の身元が公安警察であることが判明したように、組織のメンバーを本名で呼び合うと足がつく可能性があるため、それを防ぐ役割があるからである。

しかし「あの方」はどうだろうか、組織内では「あの方=ボス」として呼び名が通っている。なのであえてコードネームを名乗る必要がない。「あの方」で通じる名前をあえてコードネームを使う必要があるのか、ということである。

その点から、酒の名前というのは「あの方予想」をする上で根拠が無いものである。

あるとすれば、作者が洒落て「酒の名前を統率する組織なのでボスもあえて酒の名前をつけました」という仮定が、紛れも無い真実でなければならない。

特にそれが作者の口から明言されていない限り、ここを考察するのは無意味だろういうことから、僕は「酒の名前」を根拠に考えるのは誤りだと思うのだ。

※余談だがアガサの名前は推理小説家のアガサ・クリスティーから、ちなみに彼の叔父の名前が「阿笠栗介」である

 

┃灰原センサーによる消去法

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コミックス29巻:FILE.3「見えない恐怖」

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コミックス24巻:FILE.8「漆黒の葬列」

黒の組織のメンバーはメンバーにしかわからない特有の「匂い」があるらしい。

シェリーがジンのカキタレだったとしても、お互い離れている状況下で同じ「におい」という比喩は使わないだろうから、これは事実として「におい」だと考えていいだろう

そして、組織のメンバーをこの「におい」なるもので「灰原センサー」によって判断するというのは、もはやコナンのお約束である

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コミックス32巻:FILE.9「P&A」

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コミックス76巻:FILE.5「立体交差の思惑」

こういう場合精度は曖昧で個人を特定することはできないが、黒の組織のメンバーであろう容疑者は確定する。大抵は複数人に対しセンサーが発動し、読者は「その複数人の中にいる」と解釈してもいいことになる。

そこで、この「灰原センサー」を上手くくぐり抜けた人物が「あの方」で、逆に言えば「灰原センサー」で感知できなかった複数人は「あの方候補から除外する」という考え方の考察をたまに見るが、僕はこれを誤りだと主張したい。

その根拠は次の二点である。

 

・そもそもセンサーがポンコツ

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コミックス35巻:FILE.9「消えた光彦②」

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コミックス60巻:FILE.3「赤白黄色」

哀ちゃんセンサーは時に「消えたり」、「感じなかった」りする。

コナンは「安心したら感じなくなるんじゃねぇのか」(要出典)と言っているが

つまるところ重要なのは「センサーとして機能しないケースがある」ということである。

それは「一員が匂いを消すことができるのか」「灰原が感じなくなっているのか」は不明だが、事実として「結果、感じない」というパターンがある限り、この「灰原センサー」で「あの方」を特定することは不可能だと思われる。

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コミックス67巻:FILE.8「静かなる戦い」

慎重居士でいかなる証拠も残さないボスが、組織の一員にバレる証拠であっても「におい」をプンプンさせて堂々と歩いているだろうか。

 

・そもそも「におい」とは何なのか

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コミックス24巻:FILE.8「漆黒の葬列」

そもそも、なぜ「におい」がつくのだろうか。

組織のアジトが酒蔵の中にあってそこに出入りするために酒の「匂い」がついた、なんてことはまずあり得ないだろう。

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コミックス24巻:FILE.11「白の世界」

一切証拠を残さないとされる黒の組織が、同じ組織の一員にしかわからないとはいえなぜ「証拠」を残すのだろうか。現に灰原達は「この証拠」をつかって先手を取る場合が多い。そんな利用されれば自分が不利になりそうなものをあえて残す意味はなんだろうか。

まぁぶっちゃけ、「読者がわかるように」なんですけど。。。

その要素が「あの方」にとって必要だったという理由はおそらくあるはずなのだが、だとするとやはりジンの言っていたとおり「裏切り者センサー」なのではないだろうか。

あの方は慎重居士、やはり組織の中にも裏切り者がいるということを、誰よりも警戒するはずである。もし、裏切り者が組織から遁走し「証人保護プログラム」などで身元から外見やらを変えてしまえば特定が困難になる。「疑わしき者は全て消去するあの方」であれば、裏切り者は即行で殺したい。そのための特定要素として、身元や顔を変えていても特定できるために「匂い」をつけるのではないだろうか

そう考えると「裏切り者対策」としてつける「におい」を自分自身につけるのは意味がわからない、組織のボスが裏切り者防止策で自分に匂いをつけていたとしたらガチもんのガイジである。

そして慎重居士である点を踏まえるとその他の理由であっても「僕は黒の組織の関係者だ」という証拠は残さないはずである。

よって「灰原センサーによる特定」はできないものと考えて良いだろう

もっとも、灰原の感じる組織の気配が消えた理由が「自分自身で匂いを消したり出したりできる」ものなら、裏切り者の赤井秀一は裏切りの匂いを操作できることになるし、ベルモットが科学的考察を元にコナンらを特定しているのに裏切り者の灰原はセンサーで組織を特定している。

この「におい」を上手く使っているのが裏切り者だけというのはなんとも皮肉である。

 

 

┃「あの方」は50歳以上

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コミックス19巻:FILE.9「狙われたボール」

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コミックス24巻:FILE.11「白の世界」

「組織が半世紀前から進めていた極秘プロジェクト~」と白髪のジジイが長年仕えていたことから、少なくとも黒の組織は誕生50周年以上、「あの方」は二代目でも無い限りは最低で50歳以上、70歳前後が妥当である。

このことから黒の組織はかなりの老舗だが、コナンはさすがにこうなる前に終わってほしいものである。

ここで重要なのは「あの方」がかなりの年月を生きているということから、あの方予想ではそのことを加味する考察者が多く、

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FBI指揮官 ジェームズ・ブラック(年齢不詳)

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無職 阿笠 博士(52)

コミックス40巻 FILE.7「博士の初恋」にて灰原が「40年前ってことは小学六年生(12歳)?」と発言し認める

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大富豪 烏丸 連耶(当時、半世紀前99歳)

コミックス30巻:FILE.5「惨劇(トラジティ)」にて「99歳で他界した烏丸連耶を偲ぶ会」「半世紀前に他界した」との発言がある。つーかこの回にしか出てこない。

 

などといった高齢の方々が候補に上がるが、必ずしも「50歳以上」でなければならないという前提はないと思われる。

その根拠は

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コミックス42巻:FILE.09「仮面の下の真実」

肉便器にしたい女性NO.1(当社調べ)の彼女だが、クリス・ヴィンヤード(29)を名乗っていたのにもかかわらず正体はシャロン・ヴィンヤード(年齢負傷)だった。

クリスを子に持つことはマスコミに公言していた(実際にクリスがいるかは不明、変装していた可能性も否めない)ため、クリス(いるとすれば)の年齢は29と思っていいだろう。

するとシャロンことベルモットは少なくとも29歳以上、20年前と同じ容姿(ジョディの年を取らない発言)であるため単純計算で49歳だが、黒の組織は闇が深いので12歳くらいで孕まされていることもあり得なくない、よって振れ幅は40~50代が妥当だろう。

にも関わらず、事実20年以上若返る(あるいは年を取らない)ことが確認されている。

科学的根拠を重んじる名探偵コナンだが、暗黙の了解として「若返り(コナン、灰原、ベルモット?)」「外見で見分けのつかない変装(黒羽一族、ベルモット、工藤有希子)」は事実として存在する。

このことから「あの方」何らかの手段で「若返り(不老)」が行われている可能性が非常に高い。

よって「APTX4869は10歳単位で若返る」などといった「具体的な若返りのルール」が特に明言されていない現在(2015年8月)では、年齢によって「あの方」を判断するのは不可能だと思われる。

 

 

┃作者が否定しているからと、候補を除外している。

作者、青山剛昌が「あの方(ボス)はこの人じゃないよ」と公言しているのは以下の人物

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無職 阿笠博士

 

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フサエブランド社長 フサエ・キャンベル・木之下(コナン新聞) 

 

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小説家 工藤優作(『ダ・ヴィンチ』2014年5月号での記事、年賀状)

 

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FBI指揮官 ジェイムズ・ブラック(年賀状)

 

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弁護士 妃英理(SDB50+の質問コーナー)

 

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警部 白鳥任三郎(SDB70+の質問コーナー)

 

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からくり技師 三水吉右衛門(年賀状)

 

高校生 毛利蘭(SDB70+の質問コーナー)

小学高校生 江戸川コナン(SDB70+の質問コーナー)

黒の組織 ベルモット(SDB70+の質問コーナー)

黒の組織 ジン(年賀状)

高校生 鈴木園子(年賀状) 

少年探偵団 吉田歩美、小嶋元太、円谷光彦(年賀状)

高校生 工藤新一(SDB80+の質問コーナー

 

これだけの人物をひていしている

作者が否定しようが黒幕は黒幕なんだよ

ということである。

例えば、僕が原作者なら「阿笠博士は黒幕じゃありません!」と言いふらしまくったあとに堂々とアガサを黒幕にします。

おまえの考えなんて知らねぇよ死んどけと思うかもしれませんが、この可能性は否めません。なぜなら「〇〇はボスじゃないよ~~」と言っているだけで、根拠がないからである。「このとき〇〇はこうしていたからボスじゃないよ~~」ならわかるが、ただ「じゃない」と言われても納得ができないのである。

そもそも、作者がはっきり言っているのかもあやしい、インタビュー記事は捏造できますし、年賀状なんて自演も可能である。

年賀状が事実なら、特定の人間に「〇〇じゃない」と言うわけで、不特定多数のコナニストに言いふらす意図がないためにかなりの信憑性があるとは思うが(それを見越しているのかもしれない)とにかく作者はウソをついているのである(暴論)

とりあえず僕がだめったらだめなのである。

 

 

┃主観的事実による裏付け

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コミックス42巻:FILE.09「仮面の下の真実」

例えば先程もあげたこのシーン。

漫画には複雑なストーリーをキャラクターに説明させる表現方法がある、それは時にキャラクターのイメージに読者を移入させるためであったりだとか、地の文で書くことによって雰囲気が壊れてしまう場面などでキャラクターの心情やセリフによって状況を説明することがある。

当然ミステリーものでもこういった手法で犯行の状況を詳しく表現したりするのだがやはり、叙述トリックのようなキャラクターの視点を利用した読者へのミスリードを招くことにも使われる。

特にコナンという作品はこういったミスリード大好き漫画なので、「主観的事実」を利用した勘違いを読者に生ませることが多々ある。

本題に戻すが上記の画像の例だとジョディは「なぜ年を取らないの?」と問うわけだが、実際に年を取らない、不老なのかということである。実際はジョディが20年前と同じ容姿のベルモットを見たという事実だけで「年を取らない描写」は一つもない。

ここでベルモットが不老であるという説がかなり流れているが、僕は違うと思う。

まず、物語上最も大きな伏線「工藤新一が若返った」という事実。

これを踏まえるとベルモットは「年を取らない」のでなく「取った年を元に戻した」

つまり「若返り」が事実なのである。

ジョディは二十年前と現在の二つの点でしかベルモットを観測していないため主観的事実として「年を取らない」と思い込んでいるだけで、ここを「不老が真実」というのを前提として根拠を上げる考察も多いが、根拠が薄いと言えるだろう。

例としてはここしか思い浮かばず申し訳ないが、こうしたキャラクターの主観的事実からもう一歩踏み込んだ客観的事実によって考察する必要があるだろう。

 

以下の点から、数ある考察のほとんどはろ過されたかと思われる。わりとライト層だとこのあたりの考察を軽視しているので、あらかじめ否定をしておく。

「こいついつも否定してんな」とお思いになられるかと思いますが、最後にははっきりと「あの方」を私もはっきりと主張しますのでご勘弁ください。

これを踏まえた上で、次は具体的に数ある候補者を便宜上明確に否定しておく。

この後の「あの方推理」の邪魔になる候補を初めに潰しておくのである。

 

阿笠博士

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ぶっちゃけ初期段階は絶対あの方はこいつだったであろう。

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コミックス8巻:FILE.6「風のいたずら」

ある事件の容疑者として蘭自身の知人がとてもあやしく思えたシーン、蘭はそれを追求すべきか迷い、一人で悩み込んだときの新一のセリフを回想する。

一番、説得力があるとしたらこれだろう。

直接的、物理的な布石としての役割のないシーンだが、このシーンからの阿笠博士が黒幕だという展開だと物語的に盛り上がる。

更に直接的な根拠を挙げるとしたら

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コミックス1巻:FILE.2「小さくなった名探偵」

コナンが工藤新一だと知った時のアガサ博士の反応。

なんか知らんけど必死である。

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コミックス1巻:FILE.2「小さくなった名探偵」

ここを意図的に描写したのかと言われれば甚だしく疑問で、説得力に欠けるが、アガサがコナンに話を聞いた程度なのに「黒ずくめの男二人」の身体的特徴を正確に想像している、それこそ目撃者(コナン)と同じほど。

まぁこれは意図してやったようには思えないし、7ページ前では

アガサ「話は君の家の中でゆっくり聞こう…」

~場面が変わり新一の家の中へ~

アガサ「け、拳銃密輸!?」

となっているので、この場面転換には時間経過も含まれていることからその間に二人の身体的特徴、コナンによる組織という存在の推理をひと通り聞かせていれば、アガサもコナンと同じ「情報(印象)」を抱いていてもおかしくはない。

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コミックス24巻:FILE.11「白の世界」

暗殺計画を実行する黒の組織だが、著名人の熱愛を撮影したゴシップ写真の中に拳銃を撃つメンバーピスコが写ってしまい、それにより「あの方の命令」で処分されてしまう。

つまり、あの方はそのゴシップカメラマンが撮った写真を見たことになる、まぁ登場人物のほとんどが登場しないこの回において、見た人物を特定するのは難しい、「登場していないけど見た」と言えばどうとでもなるからである。

しかし作中で明らかに見ている描写がある人物がいる。

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コミックス24巻:FILE.10「過去からの銃弾」

そして、もう一つ上のジンのセリフ「ついさっき受けた」「あの方直々の命令」、つまり時間「今」誰「あの方」と確定している中、阿笠博士はコナンも灰原もいない車の中で一人なのである。

このように非常にアヤシイ博士だが、否定するのも簡単なのである。

あやしすぎるからである。

よくよく考えてみて欲しい、作者が「意外な身近な人物」と煽りこれほどまでに看破されてしまった阿笠博士、そして作者の「阿笠博士ではありません」

ミステリー作家にとって「阿笠博士ではあってはいけない」プライドの問題なのだ。

読者にバレてしまった隠し通路をドヤ顔で案内する作者はいない、絶対他の通路を掘り出し、「こっちが正解でしたー」と言うに決まっている。

だから阿笠博士ではないのである。

逆にその裏を書いて一度無罪になった人間が原則有罪にならないがごとく、そういう真理の盲点を付く可能性もある。

 

毛利小五郎

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名前の由来は江戸川乱歩の小説に登場する「明智小五郎」とアルセーヌ・ルパンの作者「モーリス・ルブラン(こっちは主に毛利蘭の由来)」によるものだが、同時にシャーロック・ホームズの宿敵「ジェームズ・モリアーティ」とのダブルミーニングでボスだと言うのが一番大きい根拠だろう。

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コミックス49巻:FILE.3~4「黒の組織vs.FBI」

伝説のシーン、後にこれが勘違いだと気付き赤井秀一の銃撃から涙目敗走する。

この組織は歴史の方も黒ずくめなわけだが、

この時、ベルモットはコナンを工藤新一だと思っているので愛しの彼が死にそうな状況で焦って擁護する、よくよくこの行動を考えて見れば「毛利小五郎=ボス」だと知っているお気に入りのベルモットが、勘違いしているメンバーがボスを間違って殺そうとしているのでかばっているようにも見える。

さらにジン自身も無能なふりをしているが実は組織のスパイで、ボスである毛利小五郎に気付き勘違いしているふりをして殺そうとしている可能性もある。

しかしよく考えてみてほしい、二つ上の画像ではジンは「あの方にも了承はとった」と言っている。

私はベルモット以外のメンバーはボスの正体を知らない」と思っていて、その説を裏付けるがごとく、「ボスはあえて自分を狙わせる」ことでメンバーから疑いの目をそらしているようにも見える。

がボスは「慎重居士」、一般人では飽きたらず組織の人間すらポコポコ殺す快楽殺人者に自分を狙わせるのはリスクが高すぎる。そんな奴に銃を向けさせたが最後、頭のようにゆるい引き金を引かれて、コナンは連載を終了してしまう。。。

このことから、この行動が何よりも「ボスじゃない」ことを示している。

 

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コミックス57巻:FILE.8「逃亡者」

ミステリーモノには最低限のルールがある。

その一つに、「キャラクターの心情は事実である」ということである。

推理作品というのは時に目撃者の証言を論理パズルのように真実を組み立てるわけですが、その中に犯人、共犯、その他のトラブルを抱えている人がウソをつくことがあります。その他にも勘違いや深読みといったことを作者はあえて紛れ込ませ、読者には簡単には解けないようにします。そこを天才キャラが怒涛の推理で物語を盛り上げるわけですが、

それで今日の創作作品でもはや常識となっているのが「キャラクターのセリフが必ずしも真実でない」ということ。

しかしながら、一応創作でもまた別の現実世界という体ですから、読者を意識した立ち回りをするキャラクターはほぼいません、そんなものは原則駄作です。

読者を騙すために心に思ったことすら嘘をついて、神をも騙そうとする。それでいてキャラクターに見破られる犯人なんてのは都合が良すぎますから推理モノでは特に殊更ありえない。

毛利小五郎は上記の画像だけでなく、その他のシーンでもこの「心情」を吐露している。その心情によって抱くイメージは「常にダメオヤジそのもの」である。

 

以上の点から、毛利小五郎が犯罪界のナポレオンであることはまずないだろう。

一時的に記憶を手放すと言った、死神も関心するような計画が明らかにならない限りは、考察する余地は無いと思われる。

 

┃ジェイムズ・ブラック

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解説めんどい、作者否定してるし解説ええやろ。

あ、そっか、作者否定を否定してるから無効になんのか。めんどくせーな

水無玲奈の一件を黙って傍観しているのならうんちだし、赤井生存の一件を知ってて傍観してるならうんちだし、水無玲奈や赤井秀一がスパイだと知ってて手を貸しててもうんちだし。

本編でも「犯罪界のナポレオン、ジェームズ・モリアーティ・・・まさかな。」みたいにミスリードしてるしないやろ

水無玲奈の件でも、「あの方の命令」が合った時にFBIとそばにいたし無いだろう。

正体が「あの方」だったら、うんちだろ。

 

┃黒羽盗一

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 ベルモットに変装技術教えてたしコイツなんじゃねぇの

俺的にはあの方というよりかはRUMっぽいが

「キッドは人を殺さない」らしいので父であるこいつも僕はないと思います

 

┃工藤優作

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赤井生存を知っている。

あの方は「赤井秀一が死んだかどうか」を実際に手下に変装をさせて確かめていた。

しかし優作は赤井生存計画に一枚噛んでいるため、「赤井が生きている」ことを知っている。

優作の推理能力というのはコナンよりもワンランク上で作中最強、なのであえて容疑者から外れるため、あるいは「赤井秀一が生きていることを知っている人物が他にいないか」を知るために赤井秀一に変装させてその辺の歩かせた可能性もないこともない。

これは後に解説するが「当初(24巻~)あの方は幼児化に気づいていない」

それはベルモットの行動から推測されるわけだが、あの方はあえて幼児化を伏せて、ベルモットが自分で発見したという形で情報を提供したことも考えられるが。

ベルモットがあの方の正体を知っている可能性が高いため、それは考えられない。

工藤優作があの方なら「子どもが幼児化しているのを知っているはず」「なのにあえてそれを伏せてベルモットに探させた」そのような行動は、ベルモットがコナンを見つけた時点でバレる。すなわちする必要がないのである。

 

 

これらもそうだが、容疑者をボスであると仮定して、つじつまを無理やり合わせた時に、読者が納得しないなと思った者は「あの方」ではないのである。

白を証明する必要はなく、黒く見えないところさえ見つけてしまえばボスでないのである。なんせ敵は「黒ずくめ」でなければならないから・・・。

 

ということで、あらゆる可能性を潰した上で、とうとうおまちかねの「本命」を探す考察に移ろうかと思う。

主な手がかりといえば、

 

・コナンが幼児化したこと

・そのことを知っている人物(明言されていない人物もある)

・~53巻FILE.8 までに登場した人物

・「あの方の正体」を決めた時期である「ある巻」を読めばわかってしまうこと

・半世紀以上続く黒の組織の二代目かあるいは……

 

これらはまだ漠然としすぎていて、あまり参考にならない。

「あの方」の正体を知る手がかりはこの中以外にも本編に隠されている、「伏線」というマーカーでびっしりと線が引かれているのだ。

「あの方」がわからないので「あの方を知る人物」の動向をうかがうことにする。

その人物とはつまり、「ボスの側近」である。

 

┃ボスの側近

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最近明かされたコードネーム「RUM」と呼ばれる組織のメンバー

どうやら「あの方」の側近で、物語も佳境に差し掛かるわけだが(皮肉)。いままでの傾向上、RUMに迫るまであと数年はかかると見た時、おそらくRUMに対する情報も現時点で特定はコナンを極めr、困難を極めるだろう。

その点からRUMの考察としては「情報が足りない」ため、ここは考慮しない。

すると現時点での事実上ボスに最も近しい人物、黒の組織のメンバーでコードネームを持つものは全て同格だと作者は明言しているが、そんなことはない。

情報量でボスに対しての遠近が測れるはずである。

そう考えた時にやはり浮かび上がる「現時点での事実上ボスの側近」といえばジン……

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ではなく、ベルモットといえるだろう。

 

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コミックス67:FILE.8「静かなる戦い」

 

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コミックス42巻:FILE.5「 満月の夜と黒い宴の罠」

 

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コミックス78巻:FILE.06「ミステリートレイン〔排煙〕」

 

同格であるはずのコードネーム持ちに支持して動かすリーダー格の実質格上であろうジンよりも、組織に詳しく、機密情報を多数持っている。

コードネーム持ちにすら知られていない「幼児化」のことさえも知っている。

情報量から実際の距離まで「あの方に近い」と考えていいだろう。

RUMが具体的に誰か明かされていない現在で、登場したキャラの中最も「あの方」に近いのはこのベルモットで、「事実上の側近」であることを踏まえた上で考察していく。

 

ついさっきのことを思い出してほしい

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コミックス42巻:FILE.09「仮面の下の真実」

ベルモットことシャロン・ヴィンヤードは「年を取らない」とジョディに推測されているが、これはミスリード

すなわち、コナンと灰原と同様若返っているのではないだろうか。

 

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コミックス72巻:FILE.4「通話コード」

とある中学生の娘と二人暮らしのおじいさんが狙われた身代金型誘拐事件で、じいさんがロッカーに閉じ込められた廃墟でたまたまかくれんぼをしていたらコナンが犯人に見つかって捕らわれ、救出するという話で、そのおじいさんが「阿笠博士」だというオチがある。

その際重要なのは「灰原が中学生に間違われた」ということ、犯人は電話越しで灰原を中学生だと勘違いしたとのことだが、会っていないとは言っていない以上、歩美ちゃんの主観的観測。ミスリードである可能性が否めない。

灰原を写した動画をインターネット上の動画サイトにアップするほどザルであるから、博士を誘拐する際に写真などを見ている可能性も否めない。

中学生にしては外見が小学生と同じ程度の体格なので、外見による判断は薄いと思われる、が「小学生に見えない」という点(消去法)で中学生だと判断された場合はどうだろうか。

灰原は18歳だと自称するシーンがある

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コミックス20巻:FILE.1「遠くからの眼」

つまり小学生扱いされた17歳→7歳の新一よりわずかに年上なのである。

中学生と間違われたのが、体格にわずかな成長があったとすれば?ちなみに灰原は体を触診される内科検診を受けていない

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コミックス29巻:FILE.3「見えない恐怖」

つまり、何が言いたいのかというと

APTX4869(新一が飲まされた薬)の若返りには「規則があるのではないだろうか」、高校二年生(17歳)が小学1年生(7歳)になった。この数字の動き方には気になるものがある

工藤新一は「10」歳若返っているのだ。

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コミックス42巻:FILE.09「仮面の下の真実」

そしてベルモット「20」歳若返っている。

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コミックス42巻:FILE.01「隠されていた真実」

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コミックス41巻:FILE.10「ある来訪者の残した謎…」 

このことから灰原の姉、宮野志保は24~5辺であることから。

灰原の18歳発言がウソでも、「10歳」若返ったなら大体「8~15歳」程度の誤差がある。

新一よりわずかに年上で、中学生と間違われる、女子は男子よりも成長期が早いから、男子であるコナンよりもより外見的特徴は大人びてくる。

つまるところ、APTX4869の作用は「1錠につき10歳若返る」のではないだろうか、つまり20歳若返っているであろうベルモット2錠

 

この前提があると、若返りをベルモットとのヒミツにしている「あの方」は当然、服用しているだろうことが予測される。

僕は黒の組織が世代交代したとは思っていない、1代で半世紀以上暗躍し、今もなお「あの方」は活動を続けている。と思っている。

つまり、10の倍数ずつ若返るという仮説は「あの方考察」における重要なヒントになりえるだろう、ということである。

これがベルモットにしか言わず、組織のメンバーにさえ秘密にしている、重要な情報の一つだと思うのだ。

すると当然「コナンや灰原が若返っている」ということは「あの方」も認知していることになる。

するとなぜ即殺害しないのか、「慎重居士」で「すぐ殺す」組織のボスが、今にも情報を漏らしそうな二人を生かしている意味がわからない。

となると、「子どものまま」では殺せない理由がある(後述)、二人の周りの人間ですら殺せない理由、しかし重要機密を持っているから生かしておくわけにもいかない、偶然かシェリー(灰原)が組織に狙われるときは絶対大人になっていることから「あの方」は「大人になっている状態で殺そうと」している。

となるとコナンが工藤新一に戻るときは絶好の暗殺チャンスであるわけだが、未だに組織にバレているのは大人のシェリーだけで、工藤新一状態が狙われたことは一度もない。

つまり「あの方」は、灰原がシェリーになる時には存在を確認できて、コナンが新一になる時には観測できない(その場にいない)人物となる。 幸いにも、工藤新一になった時には「僕がいたことは言わないでください」と言っているためか工藤新一生存説は世間には噂程度にしか流布していない。

しかし、あの方は新一が幼児化をしていることを知っている、それでも「慎重居士」のあの方が二人を子どものままでも無理やり殺さない理由それはただひとつ。

「あの方」が直々に監視している

あるいは二人の行動に対する全情報が入ってくるようなパイプを持っているか

そう、ホシはすぐ近くにいるのだ。

我が社はこれらの根拠をもって推理を重ねた結果、ある一つにたどり着いた。

それが今タイトルである、満を持して発表したい「あの方」の正体・・・・・・。

スリルとサスペンス、大長寿漫画に終止符を打つ、最大の推理。

「あの方」に対する一年間の研究の結果、現れた人物

それは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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円谷光彦だッ!!!!!
つづく
続き

kyanoscreate.hatenablog.com