はなくそモグモグ

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真夏の夜の方程式

土曜プレミアム真夏の方程式を見た、実におもしろい。

 

全体的な感想として、これはガリレオなのだろうか。

真夏の方程式というタイトルながら数式を書き連ねない、さっぱりわからない。

 

しかし、前作である「容疑者Xの献身」とは妙なつながりを感じた。

妙なつながりを感じたのには必ず理由がある、

僕は考えた

しかし今はまだ仮説の段階だ

 

仮説は実証して初めて真実となる。

 

本記事を読むにあたって、予備知識として「真夏の方程式」を見ていることと、

あとできれば「容疑者Xの献身」を知ってくれているとありがたい

 

僕はドラマも見ているし、映画も見ている、

しかし、映画は地上波経由で、一期に関しては再放送だ、

故に、カットされた部分もあるだろうから、僕の知識は不十分だ、

その点に関しては申し訳ないと思っている。

 

そこで僕が解せないのは、なぜ内海くん、いや、柴咲コウを退場させたかということだ

共演者との不仲であるという説もあるが、スタッフは許されないことをした。

代役である吉高由里子、そのキャラクターは実に非、論理的だ。

正直、僕も彼女にはうんざりしている。

 

映画でも、吉高由里子が出てきた時にはじんましんがでた、

劇中の湯川の「帰ってくれ」には、僕もおおいに共感した。

 

真夏の方程式では湯川こと、福山雅治は子供とたわむれていた。

湯川のキャラクターは子供嫌いだったはずだ、さっぱりわからない。

そこで一つ仮設が生まれる、彼はショタコンだったのではないか。

そう考えると辻褄が合う、

正直、僕自身もショタコンの気があることは否定出来ない

そして湯川の中の人、福山雅治は毎日オナニーしていることで有名だ。

彼は正座でオナニーをする、僕もみならいたいものだ。

 

そして論点として今作のキーポイントとなるのは「構図」だ、

「最愛の人が犯した罪を、誰かがかばう」という構図

真夏の方程式」と「容疑者Xの献身」に共通している、実に興味深い。

 

その上で、湯川が出した答えは違っている。

相違点として「かばった相手が捕まっているか」というのがあげられる。

2008年10月4日に放送された、容疑者Xの献身(以下、”前作”とする)では、

石神(数学者)かばった相手の弁当屋の人は最後には逮捕されているが

真夏の方程式(以下、今作とする)では、センバがかばった相手である杏は逮捕されていない。

 

犯人の手口が巧妙だったから?いや、そうではない。

これは、湯川自身の成長を物語っているのではないだろうか、

現に、湯川が「事件の真実」を岸谷警部こと吉高由里子に話す際、「警察の方には伏せておいてくれ」と言うシーンがある、

本人は仮説の段階だと言っているが、本当はそうではない。

 

事件においては「真実を追求すること」が、正しい行為ではないというメッセージが前作、今作を通して訴えられている。

その意見には僕も賛成だ、それを前作で湯川自身は学んだ。

そして今作、彼は慎重に真実を突き止めようとする行動が各所に散りばめられている。

しかし、まだこれは仮説だ、仮説は実証して初めて真実となる。

 

第一に、彼の「この事件で一人の人生がゆがむおそれのある」というニュアンスのセリフだ、

これは「事件を解くことによって誰が不幸になるのか」というのを前作で学習した上で、

「真実をつきとめること」と平行して「誰が幸せになるのか」というのを考えることを覚えている、

これで前作からの成長が読み取れる。

僕の仮説は正しかったようだ。

 

しかし、解せないのは「守る対象」だ。

正直今作の殺害の動機が全くもって同情できない、実に非、論理的だ。

一人目「写真取られたから」、二人目「それがバレそうになったから」

今作の事件よりも、前作のほうが守ってやるべきだった、それぐらい

同期という点で大きな差が付いているのではないか、

登場人物は、男と子供を生んでいるのにもかかわらず違う男と結婚した、さっぱりわからない。

そして、杏は写真を取られたから殺した、実に非、論理的だ。

その点では説得力にかける、雰囲気でいい話風にしているが、

やっていることは吐き気をもよおす邪悪そのもの。

まさに「殺人以外はすべてやった」ならぬ「殺人もやった」だ。

なにを言っているのかわからないと思うが、僕にもさっぱりわからない。