はなくそモグモグ

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大人という名のロボット

教育とは、幾多な形を成す鉄を、
全て同じ形の歯車に変えてしまうことだ。

相変わらず帰宅部に市民権はない。
部活にはいらない選択を、あたかも新しい異質のたぐいだと、恐れおののくのだ。
最初からあったのに。

この国はどうやら、多数でない人間を拒絶する風潮がある。
もっとも、それを都合の良いと感じる誰かの策略であることすら考えようとしない。

学校は怖いところだ、

根拠のないルールを押しつけ、拒否するものを吊るし上げる。
こうして理不尽に対する体制がつく。
部活に入るという選択肢を押しつけ、拒否するものをしいたげる。
そして、上下関係に触れて、上を見上げ、下を見下す。
成績という拘束が、逸した権力へと変わるとき、生徒は首を横に曲げられなくなる
こうして、死んでいく個性を感じる間もなく、大人という称号を与えられる。

そして最後に小論文をかかされる。
自分の考えを述べろという問いに、教わった定型文をコピーする。
まるで、自分の死を揶揄するかのように。

その矯正の間で、思春期の心の問題を硬い文章で羅列する。
挑発にしか思えない、殺したのはほかの誰でもなく、お前だろうが。


頭のいいやつが馬鹿を利用する。
バカはそれに気づかないから、頭のいいやつの思い通りになる。
そして、バカの割合のほうが大きいため、数を得る。
人は知能関係なしに平等だから、数がある方が正しくなる。


賢者が騙す愚者の数を
僕らは仮に、民意と呼ぶ。