ディアーマロウ

拝啓、終わりの季節で別れた人へ。

お元気ですか、僕は普通の日々に流されながらも元気です。

ただすこし、あなたの声が聞きたくもあります。

声が聞きたいと言えば、、、思い出したのですが、

ふとした気の迷いで自分の歌声を録音して聴いてみました。

驚くほど気持ち悪い声だったのでちょっと落ち込みました。

なので「元気です」と言えば、語弊があるかもしれません。

僕はミュージックアプリで音楽をシャッフルで聞いているのですが、

たまにその録音した地声が流れることがあります。

僕はそれを「ハズレ曲」と呼んで遊んでいたのですが、

音楽を聞いている時、「何聞いてんの？」と友達が片方のイヤホンを自分の耳につけました

僕はイヤホンは片耳のみする派なので、別になんとも思いませんでしたが、

その時、流れていた曲はBUMP OF CHICKEN「飴玉の唄」だったのですが、

その曲が終わった次の曲が

なんとハズレ曲だったのです。

僕は急いで曲を変えたかったのですが、ここで変えると不自然だし、

前に「曲はBUMPしか聴いてないは」と豪語してしまったので、

このキモい声の主が自分であることを知られたくないけど

そのキモい声の主がBUMPの曲だと思われるのも、彼らの名誉に関わりますよね。

この声を自分の声だと告白するかBUMP OF CHICKENになすりつけるか 

というジレンマ、葛藤していたところ。

友達は臭いものに蓋をするかのように「何これキモ」と吐き捨てイヤホンを外しました

彼が結局、「そのキモい声」を誰の声だと解釈したのかは神のみぞ知る世界ですが 

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僕の歌声のキモさは客観的に証明されてしまいました。

落ち込んで家でボイトレをしていたら、弟に

「うるさい、ゴミボ（ゴミボイスの略）だすな」

と言われてムカついたので

「黙れ、俺は歌い手になるんじゃ！」

と謎の逆ギレをしてしまいました

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という感じの日常を送っております、なんとか元気です。