はなくそモグモグ

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俺が最低限押さえてる技法

1)コマ割りで時間を表現

図1

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図2

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 図2よりも図1のほうが、テンポよく読み進めることができる。

無論セリフの量の点も大きいのだが、

やはり視線誘導が大きな要因といえるだろう

視線誘導とは、図1,2を見ればわかるのだが

一コマにおける、背景や人物などの情報で読者がどこに視点を合わすかということです

赤い線読者の視線の動き

大きな点…読者が焦点を合わせる位置

図2は、文章など、読者が焦点を合わせる位置が多いため、読むためには時間がかかる

対し、図1は焦点を合わせる位置が少なく、背景もないので

サクッと読み進めることができるので、動きの速さを表現出来ます

図3

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図4

 

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図3と図4、どちらが勢いある攻撃に見えるかと問われると

たいていの人は図4と答えるかと思われる。

それは、画力に差があるのもありますが

一番の要因は、コマ割りを斜めにしている点が一番大きいと思われる

読者の視線は基本、右から左に一直線だとされる

それを、斜めにすることで流れるように下に行くので。

読者の体感スピードが早く感じられる

図5

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図6

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これも同様に、図5では流れるように「フキダシ→人物→フキダシ」とスラっと読めるので

体感スピードが早くなるだけでなくテンポよく読めます

対し、図6では視線が余分な動きをすることになるので(右から下に落ちてまた上に上がる)

読むのに、テンポが悪く感じられるのでおすすめしません。

※あえて、時間をかけたいシーンなどにうまく使うのもアリ

 

 

 

 あとは、あまり大したことじゃないのですが

手元にある適当な漫画(紙媒体)を開いてください、

すると、見開きがこんなかんじになってますね

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このように、「断ち切り」という綴じ目の部分があります。

この「断ち切り」は、書籍化されたりすると映らなくなるので、

俺は適当にスペースを開けています(最近気づいた)

別に書籍化を期待しているわけじゃないんだからね!!

奇数のページは左に、偶数のページには右にスペースを開けるといいと思います

 

あとは、

場面が変わったり最初のコマには背景を入れて、場所を明確にするとか